【【2009年6月】カテゴリの記事一覧】

仕事柄、操作画面の一部を切り抜くという作業が多いのですが、[切り抜き]ツールを使わずに、効率的だと思う方法をご紹介します。

トリミングを使う方法

背景が同一色の場合などに使える方法です。「保存して閉じる」までを加え、アクションに設定しておくとラクです。

  1. 画像ファイルを開く
  2. [イメージ]→[トリミング]をクリック
    trimming007.png
  3. [トリミング]ダイアログボックスの[左上のピクセルカラー]が選択されていることを確認して[OK]をクリック
    trimming008.png
  4. 上下左右がトリミングされる
    trimming009.png

icn_Adobe_InDesign_CS4_128.png

たった1ページのドキュメントでも、たくさんの文字量があったり、段落スタイルを多用すると、Illustratorでは絶望的に重くなることがあります。Illustratorでとても大きいドキュメントを用意し、そこに複数ページ作る「強者」(つわもの)の方もいますが、ファイルサイズが大きくなるだけでなく、スクロールなどが遅くなるため、あまりオススメできません。

機能として文字組みの機能はありますが、Illustratorはパーツを作る位置づけのアプリケーションです。ある程度の文字量や複数ページで構成される「ページもの」の場合には、「InDesign」の使用を視野に入れるとよいでしょう。

単純な文字組みだけを考えても、InDesignには次のようなアドバンテージがあります。

  • ルビ(ふりがな)
  • 段落境界線(段落前後に設定する罫線)
  • 先頭文字スタイル(文字スタイル適用の条件設定)
  • アピアランスを使わずに実現できるフチ文字
  • インライングラフィック(文章中に挿入する画像)
  • 表組み

ind-book.png

とある書籍の入稿直前で、InDesign CS4でブック機能をいじっています。以下、作業メモ。

  • パネルメニューの[ブックをプリフライト]を実行すると、右図のようにグリーン/レッドのマーカーがつきます。ちなみに、調査中は「?」。
  • 開いているドキュメントをすべて保存するには、command+option+shift+Sキー。
  • 開いているドキュメントをすべて閉じるするには、command+option+shift+Wキー。

  • [ブックをスペルチェック]機能が欲しい。

  • システマチックに段落スタイルを作り込んでいないと、ブックとしてマージするとき、スタイル名の重複によって悲惨な状況が起きかねない。

サクサク作業するために

  • 自動ページ番号も重い。ページ数が落ち着いたら、ドキュメントごとに[ページ番号割り当てを開始]でページ番号を振った方がよいかも。
  • ライブプリフライトをオンにしていると、それぞれのドキュメントを開くときに劇重![プリフライト]パネルメニューから[すべてのドキュメントのプリフライトを無効にする]を実行しておいた方がよいかも。
  • 作業している原稿、チェックすべき項目に応じて、[表示品質]環境設定で[ラスタライズ画像](配置したビットマップ画像)、[ベクトル画像](Illustratorデータ)、[透明](ドロップシャドウなど)、(文字の)[アンチエイリアスを使用可能にする]を調整する。透明をオフにするだけでもかなり違う。

InD_hyoji2.gif

YouTube

DTP TransitのYouTubeチャンネルです。1分前後のクイックTipsを投稿しています。

チャンネル登録

Twitter

本サイトの記事以外に、小ネタやタイムリーな話題などをツイートしています。

マンスリーでまとめています。

このページの上部に戻る