【【2013年6月】カテゴリの記事一覧】

Illustrator CCのウリのひとつ「文字タッチツール」は、アウトライン化を行わなくてもひとつひとつの文字の大きさ、回転、長体/平体、カーニングなどを調整できるという、ありそうでなかったツールです。

細かい機能紹介はこちらに譲るとして、ちょっとビックリしたのが下位互換性です。

Illustrator CCの[文字タッチツール]を使って作業したドキュメントをIllustrator CS6形式で保存し、Illustrator CS6で開くと、文字はアウトライン化されることなく、また、バラバラにもなりません。

[文字タッチツール]での編集は、それぞれ、[文字]パネル内の各パラメーターに対応しているためです。

TouchType-CS6.jpg

Illustrator CS5形式で保存し、Illustrator CS5で開いても同様です。

TouchType-CS5.jpg

なかなかやるな!と感心しました。

MacBook Pro RetinaディスプレイモデルでInDesign CCを起動したところ、インターフェイスだけでなく、ドキュメント内の文字のレンダリングもすごいことになっていました。

cap-IDCC.jpg

InDesign CS6と比べると歴然です。

cap-IDCS6.jpg

もちろん、MacBook Proでガッツリ作業を行うことはないにせよ、Retina対応のシネマディスプレイが出たらワークフローが変わるよな、と思った瞬間でした。

しかし、[環境設定]ダイアログボックスのカテゴリー名のフォントサイズは小さすぎ... 読めないよ~

IDCC-setting-window-s.jpg

2012年8月にIllustrator CS6は久々の"奇数バージョン"、もとい、"鬼門バージョン"か? というエントリーを上げましたが、Illustrator CCのリリースに伴い、調査してみました。

CS616.2.1CC懸念点
[文字]パネル内、command+クリックで値の初期化ができない
[行送り]のアイコンをダブルクリックしても、文字サイズが同じ値にならない
[プリント]ダイアログボックスを開いたとき、[部数]がハイライトしない(2回tabキーを押す必要がある)
インライン入力をオフにできない(Mac版のみ)([テキスト]環境設定の[ラテン文字以外にインライン入力を適用])
Illustrator CS6で文字入力中にスペースバーで[手のひらツール]に切り替えられない
[カラー]パネルの[C]や[M]、[線]パネルの[線分]、[間隔]などの項目名をクリックしても、対応する入力ボックスがハイライトしない
コントロールパネルのライブカラーアイコンにマウスオーバーしてもカラーにならない。また、指さしアイコンにならない(Illustrator CS5.5ツールパネルもマウスオーバーすると、ほんのりカラーが付いていました。グレースケール化は仕様のようです...)

なにげに、16.2.1で修正されているほか、CCでも手が入っています。あと、ひといき!!

Illustrator CCでは、CSS書き出しをサポートしています。

Web制作を行っている方にとっては、なかなか気の利いた機能ですが、アドビのプロモーションで行っているようなデモは『夢物語』です。

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