【【2014年1月】カテゴリの記事一覧】

InDesignは、ちょっとクセがあるアプリケーションで、IllustratorやPhotoshopに慣れていても、いや、慣れているからこそ、迷うことも多くあります。

InDesignをはじめるときに、はまるポイントについてまとめてみました。

新しいドキュメントを作ろうと思ったら出てくる「レイアウトグリッド」と「マージン・段組」、どっちを選べばいいの?

「マージン・段組」を選択してください。「レイアウトグリッド」は、文庫本など、文字中心の書籍で使います。

icn_Spark_128.png

以前、こちらの記事で、Acrobatの[表示]→[ページナビゲーション]→[ページ...]に(InDesignと同じ)command+Jを与えるという記事をご紹介したのですが、KeynoteとかQuickTime Playerとか、キーボードショートカットをカスタマイズできないアプリケーションにSparkは使えます!

Mac OS X標準の、キーボード[システム環境設定]の[キーボードショートカット]の場合:

  • Acrobat、および、アドビのアプリケーションは対象にならない
  • 設定を書き出せないので、マシン環境などを変更した場合に、全部やり直さなければならない

正しいアプリケーションを使う、というのもスキルの内なので、こういうものはページものは100%、InDesignで行うべきだと思いますが、大人の事情的にIllustratorでマスターページ的なものを実現するアプローチについてまとめてみました。

 一括更新
Illustratorテンプレート
[すべてのアートボードにペースト]
(アートボードに)シンボル
(アートボードに)AI-AIリンク

InDesignの目次と索引は自動更新されません。ちょっとやっかいなのが自動更新の方法。

  • 目次はメニューコマンドから。索引はパネルメニューから。
  • 目次は[目次の更新]だけど、索引は[索引の作成](で、次のダイアログボックスで[索引を置換]オプションにチェック
  • 目次は対象フレームを選択しておく必要があるけど、索引は選択しておく必要がない

うーん、イヤミなくらいトリッキー。

 自動更新しない場合、どこで設定
ページ番号 
目次目次の入っているフレームを選択して[レイアウト]メニューの[目次の更新]
索引[索引]パネルの[索引の作成]をクリックし、[索引を置換]にチェックが入っている状態で[OK]ボタンをクリック
(索引の入っているフレームを選択しておく必要はない)
相互参照 

InDesignのアドバンテージを考えてみました。

  • 印刷用のデータを作成できる(これがホームポジション)
  • Illustrator、Photoshop、PDFなど、手元の素材系ファイルをバシバシ貼れる(これはKeynoteも同様)
  • 自動カーニング、合成フォント、文字組みアキ量設定(句読点の後のアキ、括弧類、和欧間の調整)などを使って美しい文字組版を実現できる

長文/複数ページに必要となる目次、索引、相互参照、脚注などは、Wordとバッティングするし、マスターページを使って同じ体裁のページを量産していく様は、PowerPoint/Keynote的な側面もある。一方、段落スタイル/文字スタイル、先頭文字スタイル/正規表現スタイル、セルスタイル/表スタイル、オブジェクトスタイルなどを使ってシステマチックに組み上げていくのは、Webページみたい。こうしてみると、いろいろな顔があっておもしろい。

表にまとめてみました。

WebWordPowerPointKeynoteIllustratorInDesign
拡張子.html.docx.pptx.key.ai.indd
カラーモードRGBRGBRGBRGBRGB/CMYKRGB/CMYK
マスター
ページ
マスター

なし
*1


*2
ありありなしあり
入れ子 可能
自動ページ番号-
組版自動カーニング
合成フォント
句読点の
後のアキ
括弧類
和欧間の調整
複数ページ目次
索引
相互参照
脚注
画像の
配置
リンク/埋め込みリンクリンク、
埋め込み
埋め込みリンク、
埋め込み
基本はリンク
(埋め込みも可能)
Illustrator
(.ai)
*3
GIF/JPEG/PNGに変換
またはSVGに変換
Photoshop
(.psd)
GIF/JPEG/PNGに変換する
PDF
インライン(img)
独立
書き出しPDF*4
PDF/X
インタラクティブ
PDF
EPUB*5
電子書籍(DPS)
プレゼン
テーション
アニメーション
トランジション
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