Acrobat/PDFを使った校正について

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2007年10月21日、更新日:2011年1月 2日

Acrobat/PDFを使った校正のメリットとして

PDFで校正を行うと、紙の削減につながる。オンライン校正を使えば、複数人でPDFに注釈(校正指示)を入れることもできる。

といったメリットがうたわれたが、実際のところ、どうなんだろうか。

私自身、テクニカルライティングを行いながらDTPを行い、完成に近いPDFを編集者に送信するという仕事をしているが、ここ最近の傾向として、出版社を問わず、PDFを出力して、それに校正を行い、AF(オートフィーダー)スキャンして作成したPDFが戻ってくることが増えてきた。つまり、PDFという媒体こそ使いながら、そのメリットを生かし切れていない状況だ。

しかし、この状況について、私個人は歓迎している。理由としては、Acrobatの注釈に関するインターフェイスが使いにくいため、校正指示箇所を特定するのが面倒だから。

具体的には:

もちろん、デメリットもある:

  • 当然、FDFなどのやりとりができないので、重いファイルのやりとりが必要になる。
  • さしかえ文章の場合にはPDFから、文字を拾えば、さらなる入力ミスが防ぎやすい。 (この場合、テキストファイルが別添されることが多い。)
  • 複数人での校正には向かない。
  • Acrobatの注釈のステータスを利用できない(済んだかどうかのチェック)

Acrobatの使い勝手以前の問題点として、校正するなら、やっぱり赤ペン持って紙に書き込んだ方が精度があがる、という点が重要かも。 必要なら、その内容をPDFに注釈として書き込めばいい。

補足: Acrobatの[注釈]は、[校正]とローカライズした方がよいのではないか?とずっと思っています。

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