ここ数バージョンのIllustratorの最大の機能強化はグループ編集モードだと思う

Illustrator CS2以降、「編集モード」(またはグループ編集モード)という機能があるのですが、なにげにここ数バージョンのIllustratorの最大の機能強化ではないかと思うのです。

イラスト:カネウチカズコ<http://blog.cgfm.jp/mutsuki/>

グループ化されたオブジェクトのひとつを編集したい場合、Illustratorでは[グループ編集ツール]を使いますが、後発のInDesignにはありません。

cs5-toolbox.gif

[グループ編集ツール]のないInDesignで(グループ解除を行わずに)どのようにグループ化された一部のオブジェクトを作業しているか、というと、次のような手順で行います。

  1. グループ化されたオブジェクト(のいずれか)をダブルクリック
  2. それぞれのオブジェクトを編集
  3. 編集が終了したEscキーを押すと、再度、グループとして選択状態になる

これとほぼ同様のフローで作業できるのが、Illustratorの編集モードです。Illustrator CS2では、グループ化されたオブジェクトのまわりのグレーの二重線が、Illustrator CS3以降は、ウィンドウの上部にグレーのバーが出てきます。

isolation-mode.png

編集モードを解除する場合、InDesignのようにEscキーを押しても、グループとして選択状態にはならないといった細かい違いはありますが、基本的に同様です。

大きな違いは、グループ化が入れ子になっているとき、編集中のグループ以外の濃度が薄くなること。

isolation-mode3.png

この編集モードは、グループ化だけでなく、シンボルの編集時にも使われるため、Illustratorのヘルプなどでも「グループ編集モード」といったり「編集モード」に戻ったりと揺れている。

ちなみに、英語版ではこの機能を「isolation mode」と呼ぶ。そのまま訳せば「分離モード」。こちらの方が私には直球のように感じる。

なお、編集モードがイヤな方は、環境設定で[ダブルクリックして編集モード]のチェックをはずしておけばよい。

isolation-mode5.gif

※イラスト:カネウチカズコ

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