データとして正しくても、納品物のレベルにはならない例

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2011年7月 6日、更新日:2011年7月 6日
 

たとえば、こちらの例。Illustratorでテキストオブジェクトを入力し、左揃えになっているものです。

ai-title-NG-1.jpg

ルーラーガイドを引くと(というか、引くまでもないのですが)「そ」がかなり引っ込んで見えます。厳密に言えば、「知」もあやしい。

ai-title-NG-2.jpg

日本語フォントは仮想ボディと呼ばれる正方形の中にデザインされていますが、字面(実際の文字がある領域)は左右センター揃えになっているため、「そ」のような文字の場合、脇が空いてしまいます。

ai-title-NG-5.jpg

そこで、「そ」の左側にカーソルをおいて、手動カーニングによって調整します。このようにデータとして正しくても、納品物のレベルにはならないことがあります。

ai-title-NG-3.jpg

詰めればよい、というわけではありませんが、ぱっと文章として読みやすいのがどちらかは一目瞭然です。

ai-title-NG-4.jpg

ご参考

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