InDesignで箇条書きのブロックごとに、ナンバリングを振り直す

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2015年9月19日、更新日:2015年9月21日
 

InDesignの「自動番号スタイル」(番号リスト)は、CS3からある機能です。

「操作手順」や「クイズの設問リスト」などに有効ですが、デフォルトのままでは、同じストーリー内で次に出現する場合、直前の番号を引き継いでしまいます。

ワークアラウンド

実は、これまで、次のようなダサイやり方で凌いでいました。

  1. 箇条書きリストを複製する
  2. [モード]を「開始番号」に変更する
  3. 2回目以降に出現するリストのひとつ目の項目にそのスタイルを適用する

何より面倒なのがイヤですが、やり残しが生じる可能性がありますし、原稿の差し替えなどにも対応できません。

箇条書きのレベルを変更する

次のような場合、自動的にナンバリングされるようにするには、レベルを変えます。

  • [レベル]を「2」にする
  • [指定レベル以降で番号をふり直し]に「前のレベル」を設定する

なお、「1-1」のように表示させるには、番号プレースホルダーを使って「^1-^#.^t」のように設定します。

ダミーの箇条書きでレベルを変更する

設定したい箇条書きを「レベル2」として扱えば、自動ナンバリングが可能になりますが、「レベル1」に相当するリストがないしな…と思っていました。

「レベル1」の段落スタイルを次のように設定します。

  • リストタイプ:自動番号
  • レベル:1
  • 自動番号スタイル
    • 形式:なし
    • [自動番号]:空白
  • モード:「開始番号、1」

このサンプルでは、箇条書きに隣接する段落に対して「レベル:1」を設定しましたが、隣り合う必要はありません。たとえば、小見出しごとに番号をリセットしたい、といった場合には、小見出しに対して設定すればOKです。

 

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