InDesignの「行スタイル」の使いどころ(を見つけた)

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2015年11月 2日、更新日:2015年11月 3日

InDesignの「先頭文字スタイル」、「正規表現スタイル」は、これなくしては仕事にならないものですが、「先頭行スタイル」ってどこに使うんだろうと思いつつ、放置していました。

今日、お風呂に入っていて、「あ、ここか!」とひらめいたらはまったので共有します。

完成イメージ

画像にすると、こんな感じですが、「箇条書きで用語/説明が続き、1行目の用語のみ太字にしたいとき」をむっちゃラクにできるようになります。

ダサいやりかた(1)

「用語」用のスタイル、「説明」用の段落スタイルを作成し、それぞれ適用していく方法。「次のスタイル」を併用すると、スピーディに適用できそう。

組版的には、これでいいんだけど、文章の構造から見ると、li要素/p要素が繰り返されるカタチ(case A)になってしまい、用語それぞれがひとつのリストに属していること(case B)を表現できません。

InDesignだけで完結するのであれば、これでよいのですが、電子書籍など、使い回すことを考えると、避けるべきだと考えます。

ダサいやりかた(2)

用語の後に強制改行を入れ、3つの段落として見なし、箇条書きに設定した段落スタイルを当てる。

用語ごとに太字用の文字スタイルを手動で当てていく。

なお、強制改行を入れつつ、ジャスティファイをかけると次のようになってしまう。

これも困っていたのですが、InDesignの勉強部屋に回避方法がありました。感謝。

そのままだと、見出し部分が均等配置になってしまうので、行末に「tab」を入力しています。

スマートなやり方

先頭行スタイルを使うと、箇条書きに1行目のみに自動的に文字スタイルを当てることができます。

  • 用語のあとに「強制改行」と「タブ」を入れ、3つの段落にする
  • 用語を太字(など)にする文字スタイルを作成する
  • 段落スタイルの[ドロップキャップと先頭文字スタイル]カテゴリの[行スタイル]で[新規行スタイル]ボタンをクリックし、1行を対象に「太字」文字スタイルを適用する

タブを入れる作業がイケてないですが、「^n」(強制改行)を「^t^n」(タブと強制改行)で置換するとラクです。

こんな例は?

たとえば、商品名、説明、金額をそれぞれ強制改行で改行しながら1つの段落にし、2つの行スタイルを仕込んでおけば、次のような応用が可能です。

ただし、2行にまたがってしまうと、行が変わった、とみなされてしまうのが難。やっぱり、こういうものは段落ごとにスタイルを当てる「次のスタイル」がよさそうです。

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