DTP Transitでタグ「プレゼンテーション」が付けられているもの

InDesignのアドバンテージを考えてみました。

  • 印刷用のデータを作成できる(これがホームポジション)
  • Illustrator、Photoshop、PDFなど、手元の素材系ファイルをバシバシ貼れる(これはKeynoteも同様)
  • 自動カーニング、合成フォント、文字組みアキ量設定(句読点の後のアキ、括弧類、和欧間の調整)などを使って美しい文字組版を実現できる

長文/複数ページに必要となる目次、索引、相互参照、脚注などは、Wordとバッティングするし、マスターページを使って同じ体裁のページを量産していく様は、PowerPoint/Keynote的な側面もある。一方、段落スタイル/文字スタイル、先頭文字スタイル/正規表現スタイル、セルスタイル/表スタイル、オブジェクトスタイルなどを使ってシステマチックに組み上げていくのは、Webページみたい。こうしてみると、いろいろな顔があっておもしろい。

表にまとめてみました。

WebWordPowerPointKeynoteIllustratorInDesign
拡張子.html.docx.pptx.key.ai.indd
カラーモードRGBRGBRGBRGBRGB/CMYKRGB/CMYK
マスター
ページ
マスター

なし
*1


*2
ありありなしあり
入れ子 可能
自動ページ番号-
組版自動カーニング
合成フォント
句読点の
後のアキ
括弧類
和欧間の調整
複数ページ目次
索引
相互参照
脚注
画像の
配置
リンク/埋め込みリンクリンク、
埋め込み
埋め込みリンク、
埋め込み
基本はリンク
(埋め込みも可能)
Illustrator
(.ai)
*3
GIF/JPEG/PNGに変換
またはSVGに変換
Photoshop
(.psd)
GIF/JPEG/PNGに変換する
PDF
インライン(img)
独立
書き出しPDF*4
PDF/X
インタラクティブ
PDF
EPUB*5
電子書籍(DPS)
プレゼン
テーション
アニメーション
トランジション
スライドショー

PowerPointからPDF書き出しすると、次のように余白が生じてしまいます。

追記(2013年7月31日):

[ファイル]メニューの[名前を付けて保存]をクリックして開くダイアログボックス内で[フォーマット]の「PDF」を選択して、PDFに保存すると、余白問題は解決します(takasimsさん、ありがとうございます!)。

pptx-pdf-3.png

ただし、Mac版では、タイトルページが出力されない問題があるようですので、ご注意ください。

プレゼンのためのスライドはKeynote、PowerPointで作成されることが一般的ですが、現場の状況(PCのコンディションや、入れ替えの手間の削減)のために、バックアップとして用意したPDFを使うケースが生じます。

Mac環境でPDFを閲覧にするには、「Adobe Acrobat」と「プレビュー.app」がありますが、その挙動について比較してみました。

Acrobat

[表示]→[フルスクリーンモード]をクリックしてスライドショーを開始。キーボードショートカットは、command+L(show in Large?/fuLL)。

バグ情報、注意点

(A)スペースバーでページをめくるとマウスポインター(InDesign-presenmode-7.jpg)が表示されてしまう

回避策は2つ

  • 矢印キーを使う
  • 環境設定の[フルスクリーン]カテゴリで、[マウスカーソル]を「常に隠す」に設定)

(B)ウィンドウのタイトルバーが消えない(Acrobat XIのみ)アップデーターで解消されたようです。

CS5以降のInDesignにはプレゼンテーションモードというものがあります。たとえば、次のような画面の状態があったとして、

日本語入力オフの状態でshift+Wキーを押すと、次のように、黒い背景にフレーム枠などが非表示の状態になります。

プレビューモードへの切り替えがWキーですので、これにshiftキーを組み合わせた、と覚えるとよさそうです。

矢印キーを押せば、前後のページが表示されます。ちなみに、マウスポインタを移動すると、InDesign-presenmode-7.jpgのアイコンになります(Acrobatと同様)。

多くのセミナーでは、XGA(1024×768ピクセル)が基本ですが、最近、WXGA(1280×800、1366×768)のプロジェクターが増えてきました。

比べてみるとこれだけ違うので、XGAで作ったスライドをWXGAのプロジェクターに投影すると、左右の余白が結構気になります。

WXGA.png

ちなみに、MacBook Airの11インチモデルの標準解像度は1366 x 768ピクセル(16:9)。その他のMacBookは、16:10です。

いわゆる講師の方でなくても、ちょっとした操作デモを行う際に、設定しておくといいこと、練習しておくといいことをまとめてみます。」のWindows編です。

マウスポインタ(マウスカーソル)

「ブラウザでサイトを見せながら説明する」という場面では、マウスポインタを遠目からでも見やすいように変更してくとよいでしょう。

Windowsの場合には、[マウスのプロパティ]コントロールパネルで[デザイン]を「拡大ポインタ」にすると、マウスポインタが少し大きくなり、かつ、フチがくっきりします。

左がデフォルトのマウスポインタ−、右が変更後のものです。

いわゆる講師の方でなくても、ちょっとした操作デモを行う際に、設定しておくといいこと、練習しておくといいことをまとめてみます。

チェックリスト

  • [半透明メニューバー]をオフにしましたか?
  • マウスポインターを大きくしましたか?
  • 画面のズームの方法を習得して、たくさん練習しましたか?
  • デスクトップを整理しましたか?
  • [サウンド]システム環境設定で[音量を変更するときにフィードバックを再生]のチェックをオフにしましたか?
  • 「おやすみモード」をオンにするなどして「通知」をオフにしましたか?
  • ブラウザーの履歴などを削除しましたか?(不適切なものがありそうな場合)
  • 正しい解像度に設定しましたか?

これらは、見る方の視点から「見やすい、わかりやすい、イライラしない」という観点からチョイスしました。

[半透明メニューバー]をオフに

なぜ、Mac OSのデフォルトがこのような設定になっているのか、まったく理解できないのですが、半透明メニューバーは見にくく、汚く、いいことがひとつもありません。

システム環境設定の[アクセシビリティ]で、[透明度を下げる]オプションにチェックを付けます(デフォルトはオフ)。

「えっ、こんなことまで!?」と、裏技がボロボロ出てくる「プレビュー.app」ですが、OS X Lion付属のバージョンでは[スライドショー]とは別に、[フルスクリーンにする]というコマンドが用意されています。

[フルスクリーンにする]を使うと、文字通りフルスクリーン表示になり、かつ、ページからページへの移行の際、iPhoneでのスワイプのようなトランジション(=画面遷移の効果)が付きます。

PDFでプレゼンを行うときには、[フルスクリーンにする]が最適です。

KeynoteやPowerPointなどのプレゼン制作アプリで、Webサイトへのリンクを作成すると、リンクを示すアンダーラインが付きます。サイトを使う場合には、リンクであることを示すものとして残すべきですが、プリントアウトしたり、プレゼンのスライドとして使う場合には不要です。

keynote-underline-02.jpg

ちょっとDTPという枠からははずれてしまうのですが、組版、フォント、Mac OS X絡みということもありますし、参照いただけるようにメモしておきます。

テーマ「グラデーション」を使うと欧文はGill Sansになる

Keynoteで、人気のテーマのひとつ「グラデーション」を使うと、

No-GillSans-01-s2.jpg

次のように、数字の「1」と小文字の「エル」の見分けがつかなくなってしまいます。プレゼンのような場面では、これは致命的です。

No-GillSans-02-s2.jpg

KeynoteからPDF形式で書き出すと、白いオブジェクト(テキスト、Illustratorからコピー&ペーストしたオブジェクトなど)が白にみえず、黒に近いカラーになってしまうことがあります。

「プレビュー.app」では問題なく見られるのが不可解なのですが、この問題に関しては、Keynoteの書き出し設定や作り方の変更では回避できないので、Acrobatを使います。

  1. [アドバンスト]メニューの[印刷工程]→[色の置換...]をクリックして、[色の置換]ダイアログボックスを表示します。
    Keynote-white-02.png
  2. [カラーを出力インテントに変換]ダイアログボックスにチェックをつけて、[プロファイル]を「Acrobat RGB(1998)」に設定します。
    Keynote-white-01-s2.jpg
  3. [OK]をクリックすると、ページごとに変換がスタートします。ページ数によっては少し時間がかかります。

なお、この操作は取り消しが不可能です。保存せずに閉じれば実行前に戻れますが、事前にバックアップを取ってから作業するのがよさそうです。

仕事柄、黒バックのKeynoteプレゼンテーションの材料として、Illustratorでパーツを作る機会が多い。当然、文字などのカラーは「白」になるわけですが、Illustratorでのデフォルトでは、ドキュメントの紙色が白なのでそのままでは見えない。これに関して考えてみたい。

画像:白い文字を入力した。これでは読めない。

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Adobe Creative Stationで「知ってるようで、知らずに損してるAcrobatとPDFのアレコレ」と題して連載しています。

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Adobe Creative Stationで「ベテランほど知らずに損してるPhotoshopの新常識」と題して連載しました。

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