DTP Transitでタグ「ガイド」が付けられているもの

InDesignには「プレビュー」という機能があり、キーボードショートカットひとつで「仕上がりサイズのみ表示しつつ、ガイドは非表示にする」ことができます。

裁ち落としまでオブジェクトを広げている場合、印象が異なりますので、仕上がりサイズのみの表示は必要です。

Illustratorでも同様のことを実現する方法について考えてみます。

Illustratorでチラシのようなものを作っているとき、「この領域に3つのブロックを作りたい」という場面がよくあると思います。

第178回バンフーセミナー終了後、「アートボードの10mm内側にガイド作成する」という定型フローがあるので、これをアクションでラクしたいというご相談をいただきました。

ルーラーガイドのキャンセル(Illustrator、Photoshop、InDesign)

AiCC-ruler-guide-cancel.gif

Illustrator CCでは、「ルーラーガイド」を作成しようと、定規からドラッグしはじめたけど、やっぱりやめたい、というとき、Escキーを押すことでキャンセル処理することが可能になりました。

  • Photoshop、InDesignではサポートされていました。
  • Illustrator CS3までは可能だったようですが、Illustrator CS4以降、できなくなっていたようです。

その他、ガイドについて、もろもろ強化されています。

ルーラーガイドを挿入(作成)するには、ルーラー(定規)からドラッグする、というのが常識でした。

ところが、Illustrator CCでは、ルーラー上でダブルクリックすると、ルーラーガイドが挿入されるようになっています。

「最近のIllustratorって、ペーストボードがグレーなのがイヤなんです...」というご相談をいただきました。

少し脚色すると、こんな感じですね。

scratch-area1.jpg

次のような2段組みのテキストボックスを作成するには、「エリア内文字オプション」を使う方法と「段組設定」を使う方法があります。

aics-multicolumn-11.jpg

「段組設定」を使う方法

Illustrator CS以降、段組設定がオブジェクトメニューの奥底に移動してしまい、「スレッドテキスト」と「エリア内文字オプション」を使うのが推奨という感じがしなくもないですが、「段組設定」は設定時にガイドを作成することができます。

画像などの配置時、面合わせ(つらあわせ)にガイドは不可欠ですので、ガイドが必要な場合には、段組設定を使うメリットがあります。

Terry Whiteさんが「5 Things You May Not Know About InDesign CS5」(InDesign CS5について、あなたが知らないかもしれない5つのポイント)というビデオを公開しています。

かなり意訳ですが、おおよそこんな感じです。

[ガイドを作成]は結構使えるよ

[レイアウト]→[ガイドを作成]をクリックすると表示される[ガイドを作成]ダイアログボックスで設定します。 ポイントは2つ。[プレビュー]にチェックを付けて作業すること、そして、「マージン」と「ページ」のオプションの切替を意識すること。デフォルトは「ページ」だけど、マージン内で分割することの方が多いんじゃないかな。

indesign-cs5-create-guide-s.jpg

Fill-InDesign-s.gif

FILL InDesign」というユーティリティを起動させておくと、InDesignで次のことが可能になります。

  • 数字キーを使ってのcommand+0(全体表示)、command+option+0(スプレッド全体表示)
  • helpキーを無効に(deleteキー、delキーを押そうとして、意図せずヘルプウインドウが起動してしまう方に朗報です!)
  • ガイド・グリッド等の表示/非表示を一括で操作(デフォルトはF13)
  • 完全フォーマットなしでペースト(option+V)

それぞれの機能は独立してON/OFFできますが、いずれもかゆいところに手が届くものばかりです。素晴らしいものを提供くださっているものかのさんに感謝!

先日ご紹介したInDesign Gleeしかり、このあたりはアドビにがんばっていただきたいところです。派手な新機能よりも、この手の調整の方が日々の仕事にはインパクトがあるんです。

Illustratorに限らず、デザインの編集作業では、ガイドの使いこなしがキモです。オブジェクト・ガイドとルーラー・ガイドの2種類のガイドがあります。

オブジェクトガイドの作成方法

ガイドにしたいオブジェクトを選択し、[表示]→[ガイド]→[ガイドを作成]を選択します。

aics4-guide1.gif

キーボードショートカットはcommand+5キーです。ヘビーに使うのでキーボードショートカットを覚えましょう。

ガイドに変換すると、オブジェクトの塗りや線の情報は消えます。

ページものを作成するなら、迷わずInDesignを利用することをオススメしていますが、今、取りかかっている『Illustrator CS4 完全制覇パーフェクト』の作例でIllustrator CS4の複数ページを使ったページものの作成を行ってみました。

その際のメモです。

  • マスターページが使えないので、修正に対応できるようにするにはシンボルを使うとよいだろう。シンボルは入れ子にできる。
  • ノンブルはページごとに異なるもので、シンボルには入れない。
  • マージンガイド(オブジェクトをガイド化したもの)は、ロックをオフにしておいて、背景やノンブルなどのオブジェクトと一緒に流用していくとよいだろう。
  • [アートボード定規を表示]という機能はあるが、それを使ってオブジェクトの座標をコントロールできるわけではない。なお、従来の定規は左下が(0, 0)だが、アートボード定規は左上が(0, 0)。統一しようよ。
  • マスターページにあたるものを、シンボル、ガイド、その他のオブジェクト(仮のノンブル)などで作り込んだ後、[アートボードツール]を使って、アートボードをoption+ドラッグして複製。その場合、アートボードにあるオブジェクトは選んでおく必要はない。ロックされたレイヤー、ロックされたガイドは一緒にコピーされないので注意。

AICS4-multiple9.gif

PICTRIX BeataBoxさんが、Adobe InDesign CS3用のJavaScriptを公開されています。

次のあげるような使えそうなものがあるので、ぜひチェックしてみてください。

  • 選択したテキストのルビを解除
  • ガイドの一括消去
  • 選択した複数のオブジェクトを縦横比固定で、それぞれ個別に指定サイズへスケール
  • 選択した複数のオブジェクトを縦横指定サイズへ、それぞれ個別に変形

Illustrator用のスクリプトとアクションも公開されています。

プロとアマチュアを分ける要素のひとつに、「正確さ」「緻密さ」といった精度があげられます。

今回は、Photoshop CS3、Illustrator CS3、InDesign CS3、Dreamweaver CS3、Flash CS3、Fireworks CS3という6つのアドビ社のアプリケーションの、正確な作業を補助する機能である定規やガイドを機能を中心に比較検証してみます。

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Illustrator CC 2017(2016年11月リリース)への対応版準備中です。全ページ書き換えますので、2017年版を待たずに、2014年版を(も)ご購入ください。

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