DTP Transitでタグ「ルビ」が付けられているもの

2017年に講師を担当したセミナーにて、セミナー前後やアンケートにていただいた質問への回答をまとめました。

もっといい方法や異なるアプローチがあれば、ご指摘くださいますとありがたいです。

なお、質問いただくときには、口頭だと何かと厳しいので、サンプルファイルを持参いただくとスムーズです。

検索すると、かなり昔から出てくる話題ですが、改めて。

InDesign上で、たとえば「PDF」に「ピィーディーエフ」とルビを振ります。これをPDFに書き出すと、「PDF」で検索することはできません。

Acrobat上でテキストをコピーすると、次のようになるためです。

  • モノルビ:「PピィーD ディーF エフ」
  • グループルビ:「PピィーディーエフD F」

かろうじて、グループルビのとき、「ピィーディーエフ」は検索できますが、モノルビでもグループルビでも、親文字はバラバラになってしまうようです。

結構、深刻な問題だと思うのですが…

関連リンク

2014年8月1日(金)に開催された、富士ゼロックス東京の「どこでもフェア」(東池袋会場)が開催され、『5つの「く」を実現するための、Illustratorの設定、機能の使いどころ』セッションを鷹野雅弘(スイッチ)が担当しました。

  • スライドやデモデータのダウンロードを希望される方は、お手数ですがアンケートにご回答ください。回答期限は、8月7日17時です。

5つの「く」とは。

InDesign CS5.5がリリースされました。

InDesign CS5では「できない」、「できるけど面倒」、「書き出した後に処理が必要」などの10個が改善されています。「InDesign CS5では...」という切り口で、ご紹介します。

段落スタイル名を英数字に変更する手間がかかる

これまでは、<p class="段落スタイル名">のように扱われるため、ePub書き出しを行う際には、段落スタイル名を英数字に変更しておく必要がありました。 また、見出しタグ(h1/h2/h3/h4/h5/h6)にしたい場合には、目次機能を使って、見出しに設定したい段落スタイルを指定しておく必要がありました。

InDesign CS5.5では[段落スタイルの編集]ダイアログボックスで、それぞれの段落スタイルにどのタグ(要素)を対応させるのかを選択できるようになりました。p要素のほか、h1/h2/h3/h4/h5/h6をデフォルトで選択できます。クラス属性の指定を明示的に行わない限り、設定されませんので、不要なクラス属性を削除する手間も不要になります。

InD55-01-s.jpg

文字スタイルでも同様です。これまではすべてspan要素として扱われましたが、デフォルトではspanのほか、strong要素、em要素(いずれも強調を示す要素)を選択可能、カスタムの要素を割り当てることができます。

こちらの記事(InDesignのアドバンテージ(なぜ、IllustratorでなくInDesign?))を表にしてみました。

こうしてみると、InDesignってかわいがられすぎですよね...

分野機能名IllustratorInDesign
8.010.0CS-CS5
リフロー対応ルビ(ふりがな)、圏点NONONO
インライングラフィック(文章中に挿入する画像)NONONO
段落境界線(段落前後に設定する罫線)NONONO
文字組み関連異体字切替NONO
合成フォントNONO
アピアランスを使わずに実現できるフチ文字NONONO
二重、三重のフチ文字NONO
自動カーニングNONO
自動縦中横NONONO
文字組みアキ量設定NONO
スタイル段落スタイル、文字スタイルNONO
次のスタイルNONONO
先頭文字スタイル(文字スタイル適用の条件設定)NONONO
正規表現スタイルNONONO-
使い回しグラフィックスタイルNONO
 シンボルNONO
 スニペットNONONO
表組みヘッダ行、フッタ行NONONO
塗りのスタイル(1行おき)NONONO
表スタイル、セルスタイルNONONO-
ページものマスターページ機能NONONO
自動ページ番号NONONO
セクションマーカー(章ごとの「柱」の設定)NONONO
ブックNONONO
目次と索引NONONO
出力関連プリフライト(出力前のチェック)NONONO
パッケージ(画像やフォントの収集)NONONO
PDF書き出し NONO-
画像まわりドラッグ&ドロップによる配置(Finder/Bridge)NONO
画像のエッジの自動検出NONONO
PSDファイルのサポートNONO
その他ファイルの復元機能(Save for crash)NONONO
 アクションNO
 JavaScript  

先日、次のようなご質問をいただきました。

イラレで作成したデータを印刷したときに「ルビがずれてしまった」という問題が発生しました。
原因は、文章の訂正により行が増えてルビがずれていたのですが、訂正個所より離れていたために気付かなかったということでした。 文章物ならインデザインで作成するのですが、デザイン性の高い物はイラレで作成します。 どのように作るのがベストなのか、或いは、ソフト自体の改良はないものでしょうか?

こちらへの回答をご参考までに。

icn_Adobe_InDesign_CS4_128.png

たった1ページのドキュメントでも、たくさんの文字量があったり、段落スタイルを多用すると、Illustratorでは絶望的に重くなることがあります。Illustratorでとても大きいドキュメントを用意し、そこに複数ページ作る「強者」(つわもの)の方もいますが、ファイルサイズが大きくなるだけでなく、スクロールなどが遅くなるため、あまりオススメできません。

機能として文字組みの機能はありますが、Illustratorはパーツを作る位置づけのアプリケーションです。ある程度の文字量や複数ページで構成される「ページもの」の場合には、「InDesign」の使用を視野に入れるとよいでしょう。

単純な文字組みだけを考えても、InDesignには次のようなアドバンテージがあります。

  • ルビ(ふりがな)
  • 段落境界線(段落前後に設定する罫線)
  • 先頭文字スタイル(文字スタイル適用の条件設定)
  • アピアランスを使わずに実現できるフチ文字
  • インライングラフィック(文章中に挿入する画像)
  • 表組み

PICTRIX BeataBoxさんが、Adobe InDesign CS3用のJavaScriptを公開されています。

次のあげるような使えそうなものがあるので、ぜひチェックしてみてください。

  • 選択したテキストのルビを解除
  • ガイドの一括消去
  • 選択した複数のオブジェクトを縦横比固定で、それぞれ個別に指定サイズへスケール
  • 選択した複数のオブジェクトを縦横指定サイズへ、それぞれ個別に変形

Illustrator用のスクリプトとアクションも公開されています。

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『10倍ラクするIllustrator仕事術』改訂版

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