DTP Transitでタグ「初級FAQ」が付けられているもの

Illustrator の起動時に、いつも使うフォントが選択されるように設定したいという質問を受けました。

この手順は、初期設定のファイルを上書きしますので、必ずファイルのバックアップを取っておくことをお勧めします。

Illustrator CS3では、「/Users/(ユーザ名)/Library/Application Support/Adobe/Adobe Illustrator CS3/New Document Profiles」内に、初期設定ファイルが入っています。

  • 「基本 CMYK .ai」
  • 「基本 RGB .ai」
  • 「モバイルとデバイス.ai」
  • 「プリント.ai」
  • 「ビデオとフィルム.ai」
  • 「Web .ai」

上記の中から、目的に合わせてファイルの内容を変更していきます。
ここでは、印刷物を制作することを前提に「プリント.ai」を使用します。

Illustrator CS2では、初期設定ファイルは「Adobe Illustrator Startup_CMYK.ai」と「Adobe Illustrator Startup_RGB.ai」の2ファイルのみが用意されています。


ai_font1.jpg

ファイルを見つけたら、必ずコピー(バックアップ)して、取っておきましょう。

Illustrator CS3から、新規ドキュメント作成時に「新規ドキュメントプロファイル」を選択できるようになりました。

「Web」を選択すると、[単位]は「ピクセル」、[カラーモード]は「RGB」、[ラスタライズ効果]は「スクリーン(72ppi)」と設定されているので、とても便利です。

さて、今回頂いた質問はこの設定で作成したドキュメントに自動作成されているトンボを削除する方法です。

trim_1.jpg

受け取ったファイルのバージョンを調べる方法はないかという質問を受けました。

  • Windows版は、こちらの記事を参考にしてください。
  • Macintosh版では、「Checkman」というのがありますが、Illustrator Ver.10までの対応となっているようです。

補足(鷹野雅弘):

どのバージョンから対応しているか正確なところを忘れてしまったのですが、Mac OS X 10.5+Illustrator CS3の組み合わせでは、Finderで該当ファイルを選択して、command+Iキーで[情報]ウィンドウを開けば、そのバージョン欄に、保存バージョンと作成バージョンを確認することができます。

ai_versioncheck-2.jpg

2つの円に接する線を描画する方法についてご質問いただいたので考えてみました。もっと簡単な方法があったら、コメント下さいませ。

AI_sessen.jpg

大きなポスターなどのアートワークを印刷する際、A4までしか出力できないプリンタで複数ページに分けて試し印刷をしているという方から質問を受けました。

いちいちページツールで、ページ分割を確認しながら設定するのは面倒なので、自動で複数ページに分ける事はできないか?という質問です。

以下の手順で設定できます。ただ、出力順を決めることはできないようですね。

[ファイル]メニューの[プリント]を選択し、
[セットアップ]というカテゴリを選んで、
「タイル」の設定を
「用紙サイズで区分ける」または「プリント可能範囲で区分ける」を選択します。

page001.jpg

文字ツールで、テキストオブジェクトを作成しようとクリックすると、グラフィックオブジェクトがテキストを入れるテキストエリアに変換されてしまう。という質問をいただきました。

これは、クリックする場所に注意!なのです。

下図のツールは、左から[文字ツール]、[エリア内文字ツール]、[パス上文字ツール]です。

dtp_transit014.jpg

このようにツールが分かれているので、エリア内テキストにしたい時は[エリア内文字ツール]を、パス上テキストにしたい時は[パス上文字ツール]を使えばいいと思いこんじゃいますよね。たしかに間違いではないのですが、[文字ツール]もクリックする場所、そしてオブジェクトの形状によってその他のツールに切り替わってしまうことを覚えておきましょう。

[角丸四角形]ツールで描画した四角形をバウンディングボックスや[拡大・縮小]ツールで拡大縮小すると、角の丸みが変形してしまいます。

dtp_transit009.jpg

角の丸みの形状を保持しながら、大きさを変更したい時には、[ダイレクト選択]ツールで、角の丸み部分のアンカーポイントを選択して大きさを変えていきます。

dtp_transit011.jpg

dtp_transit012.jpg

[線]パレット(CS以前は[線種]パレット)では、波線やジグザグ線の設定はできません。フィルタや効果メニューで実行します。

直線を選択し、[効果]メニューの[パスの変形]→[ジグザグ]を実行します。

dtp_transit003.jpg

[ジグザグ]ダイアログボックスで、[ポイント]を「滑らかに」にすると波線、「直線的に」にするとジグザグ線に設定できます。あとは、大きさや折り返し回数を設定します。

dtp_transit004.jpg

dtp_transit005.jpg

[線]パレット(CS以前は[線種]パレット)の「破線」で点線が作成できますが、丸い点線の作り方について質問を多くいただきます。

丸いドット点線にするポイントは2つ。直線を選択し、[線]パレットで線端の種類を「丸型線端」にすること。そして、破線の線分を「0pt」にすることです。

dtp_transit001.jpg

dtp_transit002.jpg

線端の丸型はちょうど半円になっているので、線分を0ptにすることで半円が2つ分、正円となるわけです。間隔には、線幅より大きなサイズにしないと、ドット同士が重なってしまいますので注意。

参照リンク:ドット点線(中級編)

[オブジェクト]メニューには、「すべてをロック解除」しかないので、ひとつだけロック解除できず不便だ。という質問をいただきました。

InDesignでは、選択しているものだけロック解除できるのに、このへん統一してもらいたいものですね。

さて、ないものはないのですからあきらめるとしてどうするか... [レイヤー]パレットを使用します。レイヤーのサブレイヤーを表示すると、ロックしているパスには、「鍵のアイコン」がついています。これをクリックすれば目的のオブジェクトだけロック解除できます。

layer2.jpg

パスの内側のみに線の色を付けたい」に関して、読者の方から追加情報をメールでいただきました。

紹介済みの方法と異なり、手間も少なく、他のオブジェクトにスポイトツールで属性のコピーもできるという便利な手法なので、ぜひ習得しましょう。

手順は次の通りです。

  1. 図形に線幅を設定します。この際、使用したい線幅の2倍幅に設定しておきます。
  2. [効果[メニューの[パス]→[パスのオフセット]を選択します。
  3. [オフセット値]に線幅の半分の値をマイナスにしたものを設定します。

line04.jpg

※このときの単位に注意。

「『パレットが消えてしまった』と同様によく質問が出ます」と、ダダさんからコメントをいただきました。たしかに、そうですね。よくいただく質問です。

これは、「フルスクリーンモード」という画面表示モードのひとつです。

細かくいうと、次の3種類があります。

  • 通常作業用の「標準スクリーンモード」
  • タイトルバーとスクロールバーが非表示になる「フルスクリーンモードどメニューバー」
  • タイトルバーとスクロールバーとメニューバーが非表示になる「フルスクリーンモード」

パレットの非表示と組み合わせて、余分なものを排除した印刷プレビューのように利用するというのもひとつの手ですね。

tool01.jpg

このモードの切り替えは、ツールボックスの一番下にある3つのボタンで切り替えますが、突然消えてしまった!というのはキーボードショートカットを押してしまったからかもしれません。

ショートカットキーは「F」キーです。「F」キーを押すごとに3つのスクリーンモードを順次切り替えることができます。

「前面へペースト」のショートカットキーがcommand+Fキーですが、これを押し損なってやってしまうということが多いようです。

この場をお借りして、「ダダさん」情報ありがとうございました。

「オブジェクトを選択したときの枠線の色を変更することができますか。環境設定にはないようです。」という質問をいただきました。
オブジェクトを選択したときの枠線は「境界線」といいます。
これは[レイヤー]パレットのレイヤーオプションで定義されています。
レイヤーオプションを表示するには、[レイヤー]パレットのレイヤー名をダブルクリックします。

layer.jpg

ここで、色の変更を行います。作業している内容に応じて、判別しやすいカラーに設定するとよいでしょう。

初級セミナーでは、「ツールボックスもパレットも消えてしまった!」という質問がよくあります。

パレットの表示/非表示は、[ウインドウ]メニューから行います。しかし、このメニューの中にないコマンド「すべてのパレット非表示」が、ショートカットキーで実行できるのです。

そのキーは、[tab]キー。たぶん、無意識にそのキーに触れてしまい非表示になってしまったのでしょう。もう一度[tab]キーを押せば、すべてのパレットが表示されます。
と、わかったつもりでも、数時間後また「パレットがすべて消えてしまった!」と声が上がるものです。あわててしまうんですよね〜。

[画面メニュー→ポイントにスナップ]がオンになっているのに、アンカーポイント同士のスナップがきかないという質問をいただきました。

調べてみると、スナップ先のオブジェクトがロックされていました。ロックしているオブジェクトにはスナップがききません。

そんなときには、[画面メニュー→スマートガイド]をオンにしてみましょう。スマートガイドは、他のオブジェクトを基準にしてオブジェクトを整列、変形するときに一時的に表示されるガイドです。

すると、ロックしてあるオブジェクトのアンカーポイントにドラッグして近づけていくと、画面に「アンカー」と表示されスナップ時と同様に吸着します。

snap01.jpg

Illustratorでは、線に幅と色を設定すると、描画したパスを中心に外側と内側にそれぞれ均等に広がります。つまり10ptの幅を設定した場合には、外側に5pt、内側に5ptの線幅がつきます。

外側にのみ線幅を出したい場合は、「アピアランス」パレットを使用し、塗り部分を線の前面に出せばOKですが、内側のみという設定はありません。

質問の内容は、例えば底辺3cmの三角形2つをスナップさせて(アンカーポイント同士を重ねて)配置すると、困る点が2つあるというものです。ひとつは、2つの図形が重なっている部分に角を出すことができない。もうひとつは、線幅が外側に付くことによって、実際に描画したパスの底辺3cmよりも大きくなってしまうということでした。

line01.jpg

環境設定で「単位をミリメートル」に設定しているにもかかわらずファイルを開いた際に、「情報パレット」などでは「px」表示されてしまう、という質問をいただきました。

環境設定での単位設定は、新規書類を作成する際の「新規書類」ダイアログボックスに表示される単位の「初期値」です。

ai_point1.gif

「パスファインダの拡張ボタンが押せません」という質問をいただきました。

なるほど、拡張ボタンがグレーアウトして押せないようになっています。

pathfinder.gif

[拡張]ボタンは、[パスファインダ]パレット内にあります。 Illustrator 10以降、パスファインダの[形状エリアに追加]や[型抜き]などを実行しても仮の状態で実行されていますが、[拡張]ボタンをクリックすると、完全にひとつながりのパスに確定されます。 Illustrator 9.0以下では、パスファインダを実行すると、拡張されてしまいました。

「パスファインダが実行できません」という質問をいただきました。

確認したところ、グループ化の設定がされていました。ドラッグして選択すると、グループ化してあるかどうか気がつきません。

「パスファインダ」ができないときには、まずグループ化を疑いましょう。

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