DTP Transitでタグ「線の位置」が付けられているもの

IllustratorをWeb制作に使い、ビットマップ書き出しするときのアレコレについて、これまでいろいろと取り上げてきましたが、現在、下記の制作方針が最強だと思われます(ツッコミ歓迎ですので、何かあればお気軽に)。

  • ドキュメントプロファイルは「Web」。[プレビューモード]を「ピクセル」に変更、[新規オブジェクトをピクセルグリッドに整合]はオフ
  • [線の位置]を「内側」にして作業
  • [アピアランス]パネルメニューの[新規アートに基本アピアランスを適用]のチェックをはずしておく
  • [新規オブジェクトをピクセルグリッドに整合]はオフに
  • [プレビュー境界を使用]にチェックを入れる
  • キー入力を「1ピクセル」に
  • アートボードの座標に注意
  • sRGBを基準に

これによって、次のような問題を回避できます。

  • プリントメディアの設定で制作されたドキュメントをWeb向けに利用しようとすると、エッジがにじむ。
  • [新規ピクセルグリッドを整合]をオンにしているとき、1ピクセルの線のオブジェクトを描くと、ピクセルグリッドでなく、ピクセルグリッドの中心に吸着する。そのため、実際の大きさは1ピクセル(=0.5+0.5)大きくなってしまう。
  • [線の位置]を内側(外側)にして作業しても、次に描くときには「中央」に戻ってしまう
  • せっかくいい感じに作業していても複数オブジェクトの整列を行うと、エッジがにじむ。または、見た目の通りに整列されない
  • [新規オブジェクトをピクセルグリッドに整合]がオンのまま描画すると、パスと描画のズレが生じる
  • アートボードごとに分けて制作しているとき、個別の書き出しでは問題ないのに、アートボード書き出しするとエッジがにじむことがある

Webで使うIllustrator(+SVG、+アイコンフォント) - NAVER まとめも併せてご覧ください。

ドキュメントプロファイル

後述する内容とダブりますが、新規にドキュメントを作成する場合には、ドキュメントプロファイルに「Web」を選択し、次の2点を修正しておくとよいでしょう。

  • [プレビューモード]を「デフォルト」から「ピクセル」に変更
  • [新規オブジェクトをピクセルグリッドに整合]のチェックをはずしておく

ドキュメントプロファイルについては、末尾にもふれています。

_DSC7108.jpg

2010年にリリースされたIllustrator CS5でのWeb向けの機能強化以降、Web向けにIllustratorを使う上では、次のアプローチが基本とされてきました。

  • ドキュメントプロファイルに「Web」を選択し、[新規オブジェクトをピクセルグリッドに整合]にチェックを付ける
  • [ピクセルプレビュー]をオンにする

先週末に行われたdot-ai, Vol.2において、黒葛原 道さん(eater)が、次のアプローチを発表され、「なるほど!」と思ったのでご紹介します。

  • [新規オブジェクトをピクセルグリッドに整合]はオフにする
  • グリッドを1ピクセルに設定し、[グリッドにスナップ]をオンにする
  • [線の位置]は外側に設定する

次の図は、左が従来のもの。右側が黒葛原さん方式です。

Illustratorの「ピクセルグリッドに整合」は、3px x 3px、線幅1pxの図形を描画する際、ピクセルグリッドの中央に吸着します。これを「ピクセルグリッドに整合」を使わずに、ピクセルグリッドに正確に吸着すればいいじゃん、ということですね。

aicc-pixelgrid-32.jpg

なるほど、このアプローチなら、パスの位置とピクセルグリッドがずれる問題にも対処できます。

Web用にIllustratorを使う、つまり、ピクセルプレビューをオンにする場合、1ピクセルの線幅を持つ四角形を作成する場合、四角形の大きさが小さいと、[線の位置]が「中央」または「内側」だとつぶれてしまいます。

[線の位置]は外側にするのがベターです。

(クリックすると、拡大します)

Fireworks CS6のニュースとは関係なく、最近、Illustrator CS6を使ってWeb向けの画像を作成しています。バナーなどを作成する場合、アートボードと同じ大きさの1ピクセルの枠を付けたりすることがよくあるのですが、この場合、次のワークフローではうまくありません。

  1. 高さ260ピクセル、幅260ピクセルの四角形を描画する
  2. 線幅1ピクセルに指定する
  3. 四角形を選択したまま、[オブジェクト]メニューの[アートボード]→[選択オブジェクトに合わせる]をクリック

Illustratorが線はパスの内側、外側に均等に描きますので、260+0.5+0.5で261となり、結果、アートボードサイズは261ピクセル四方になってしまいます。

AiCS6-stroke-bug3.jpg

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