DTP Transitでタグ「選択オブジェクトに合わせる」が付けられているもの

Illustratorの環境設定で設定する「プレビュー境界」オプションとアートボードの[選択オブジェクトに合わせる]の関係がトリッキーなので、まとめてみました。

Illustratorの環境設定で設定する「プレビュー境界」オプションは、アートボードの[選択オブジェクトに合わせる](または[オブジェクト全体に合わせる])には影響がありません。「プレビュー境界」オプションがオンでもオフでも、オンのような挙動をします。

たとえば、次のような状況で、[オブジェクト]メニューの[アートボード]→[選択オブジェクトに合わせる]を実行すると...

次のようになります。

Web用にIllustratorを使う、つまり、ピクセルプレビューをオンにする場合、1ピクセルの線幅を持つ四角形を作成する場合、四角形の大きさが小さいと、[線の位置]が「中央」または「内側」だとつぶれてしまいます。

[線の位置]は外側にするのがベターです。

(クリックすると、拡大します)

Fireworksの機能拡張として開発されていた「Specctr」(スペクター)が、なんとIllustrator CC対応になっています。

SpecctrPreview.png

Specctrを使うことで次のことが可能になります(単位は選択している単位の種類に依存します)。

  • 選択したオブジェクトの幅、高さを計測して寸法線として描画する
  • 2つのオブジェクトの間隔を計測して寸法線として描画する
  • オブジェクトを1つだけ選択しているときには、アートボードの上と左からの距離を計測して描画
  • 選択したオブジェクトの塗りや線、不透明度などの情報を描画する
  • 選択したテキストのフォント、フォントサイズ、塗りなどの情報を描画する

Web制作を行われている方なら説明不要だと思いますが、カンプなどを作成するとき、ビジュアルデザイナーからコーダーへの申し送りの際に、むちゃくちゃ重宝します。

Fireworks CS6のニュースとは関係なく、最近、Illustrator CS6を使ってWeb向けの画像を作成しています。バナーなどを作成する場合、アートボードと同じ大きさの1ピクセルの枠を付けたりすることがよくあるのですが、この場合、次のワークフローではうまくありません。

  1. 高さ260ピクセル、幅260ピクセルの四角形を描画する
  2. 線幅1ピクセルに指定する
  3. 四角形を選択したまま、[オブジェクト]メニューの[アートボード]→[選択オブジェクトに合わせる]をクリック

Illustratorが線はパスの内側、外側に均等に描きますので、260+0.5+0.5で261となり、結果、アートボードサイズは261ピクセル四方になってしまいます。

AiCS6-stroke-bug3.jpg

Illustrator CS4でアートボードのサイズを変更するには次の手順で行います。

ドラッグして行う方法

  1. ツールボックスの[アートボードツール]をクリックして選択します(キーボードショートカットはshift+Oキー)。
    artboardtool.jpg
  2. アートボードがバウンディングボックスのように選択されるので、ハンドルをドラッグしてサイズを変更
    artboardtool2.jpg

選択したオブジェクトにアートボードを合わせる

選択しているオブジェクト、または、ドキュメントのオブジェクト全体に対して、アートボードの大きさを調整することができます。

  1. ツールボックスの[アートボードツール]をクリックして選択
  2. 画面上部のコントロールパレットに[アートボード]関連のオプションが表示されるので、プリセットのプルダウンメニューから[アートボードを選択したアートに合わせる]を選択

[アートボードをアートワークのバウンディングボックスに合わせる]を選択すると、すべてのアートワークが対象になります。

[オブジェクト]メニューの[アートワークに変換]でも同様ですが、この場合、アートボードの大きさが変わるのではなく、アートボードが追加されます。

オブジェクトをアートボードに変換する

回転させてない長方形を選択し、[オブジェクト]メニューの[アートボードに変換]をクリックすると、アートボードが追加されます(元のオブジェクトは消失します)。

Illustrator CS5以降は、[オブジェクト]メニューの[アートボード]→[アートボードに変換]をクリックします。

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