DTP Transitでタグ「PDF」が付けられているもの

DTP Transitで公開しているAcrobat、PDF関連のエントリーをまとめてみました。

今回は、Illustratorの機能にはないけれど、プラグインやスクリプトで実装すると、むっちゃはかどる小ネタです。

オブジェクトを個別にロック解除する

Illustratorで作業を進めるなら、ロック/ロック解除は頻繁に行う作業ですが、ロック解除は、すべてのロックが解除されてしまいます。

これを避けるためにレイヤーに分けると、思い通りに重ね順を変更できないことがあります。

そこで重宝するのが、Xtream Pathの[個別アンロックツール]。

macOSのシステム環境設定の[キーボード]の[ショートカット]を設定することで、ちょっとした作業がはかどります。

  • [別名で保存]を復活させる
  • PDFとして保存(⌘PP)
  • サブメニュー

先日公開したこちらの記事(EPUB/Kindleの制作についてのメモ(InDesignから))で、次のように書きました。

InDesignからのEPUB書き出しは、CC 2015でも楽勝とは行きません。相当手をかける必要があります。

それ以上に困ってしまうのが、InDesignが書き出す画像の質。設定は細かくできますが、ちょっと甘いな、というのが実感です。

乱暴な言い方をすると、電子書籍(EPUB、Kindle)のアウトプットを前提とする場合、InDesignを起点とするワークフローは最適とはいえません。

クリーンインストール後に私が行っているのFinderの調整です。

  • Mailでメールアドレスをコピーするとき、メールアドレスのみがコピーされるように設定する
  • ファイルを複製するときに「 のコピー」でなく「v2」となるように変更する
  • Dockをむちゃくちゃ小さくして、さらに、出現を遅くする
  • Quick Lookでテキストをコピーできるように
  • 「command+P」を続けて2回押すことで[PDFとして保存…]を開けるように
  • Keynoteなどのアプリケーションで[別名で保存]を復活

検索すると、かなり昔から出てくる話題ですが、改めて。

InDesign上で、たとえば「PDF」に「ピィーディーエフ」とルビを振ります。これをPDFに書き出すと、「PDF」で検索することはできません。

Acrobat上でテキストをコピーすると、次のようになるためです。

  • モノルビ:「PピィーD ディーF エフ」
  • グループルビ:「PピィーディーエフD F」

かろうじて、グループルビのとき、「ピィーディーエフ」は検索できますが、モノルビでもグループルビでも、親文字はバラバラになってしまうようです。

結構、深刻な問題だと思うのですが…

関連リンク

YouTube-video-inside-mini.png

Acrobat DCでは、簡単になっています。下記は、Acrobat DC以前の話です。

資料内からYouTube動画を参照させるとき、次の点が悩ましいです。

  • PDFに動画ファイルを貼り付けることはできるが、ファイルサイズが増えてしまうのはネック
  • YouTube動画を(ダウンロードして)配置してもよいのか… ダメですよね。
  • でも、単純なリンクだと見てもらえなかったり、そのままYouTubeを見続けてしまう…

Webページの場合には、次のような埋め込みコードを入れることで、YouTubeビデオを貼り付けることができる。これをAcrobatで実現したい。

<iframe width="640" height="360" src="//www.youtube.com/embed/i7SUKHLT1Gg" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

今回は「Incase ICON Slim Pack」の動画をサンプルとして進める。

懺悔というわけではないのですが、「あ〜、また、やってしまった!!」と、何度かやってしまう失敗を共有しておきます。

  1. Illustratorで作業している(abc.ai)
  2. 一応完成したので、別名保存でPDF保存して、それを送付(abc.pdf)
  3. ここで一度、ドキュメントを閉じればいいんだけど、ついつい忘れて、そのまま、ちょっとした修正を続ける
  4. 翌日、abc.aiを開いて愕然!あとからの修正が反映されていない...

ng-workflow.png

「abc.pdf」をIllustratorで開ければ、OKのことが多いのですが、[Illustratorの編集機能を保持]オプションをはずしてしまっていた場合には悪夢です…

aicc2pdf-option.jpg

私から私への申し送り事項:

IllustratorでPDF保存したら、いったん、そのドキュメントを閉じること

以前、iPadで閲覧用のPDFを書き出すという記事を書きましたが、これの続編です。

 アプリケーション機能結果
AAcrobat Pro[プリフライト]機能
Bアクションウィザードバグで変換されない
C[色を置換]
DInDesignPDF書き出しオプションの[色分解]ROMM-RGBにごる
EsRGB

結論からいうと、A/C/Eがよさそうです。

  • Acrobatの場合:[プリフライト]機能、または、[色を置換]で「sRGB」を設定
  • InDesignの場合:PDF書き出しオプションの[色分解]で「sRGB」を設定

InDesignにIllustrator(およびPDFの)を配置するときのオプションが、ちょっと難解です。ちょっと自信ないので、ツッコミ歓迎です。

IdCC-place-PDF-2-s.fw.jpg

InDesignのヘルプには次のように記述されています。

PDF(または Illustrator 9.0 以降のバージョンで保存されたファイル)を配置する場合、配置ダイアログボックスの「読み込みオプションの表示」を選択すると、ダイアログボックスに次のオプションが表示されます。

オプションを表示にしてみました。

項目名説明
バウンディングボックス PDF ページのバウンディングボックス、つまり、ページマークも含めて、ページ上の全オブジェクトを囲む最小限の領域を配置します。「境界線ボックス(表示中の レイヤーのみ)」の場合は、PDF ファイルで表示されているレイヤーの領域のみで配置され、「境界線ボックス(すべてのレイヤー)」の場合は、PDF ファイル内のすべてのレイヤー(非表示のレイヤーも含む)の領域で配置されます。
アート (例えばクリップアートなどの)配置可能なアートワークとして PDF の発行者が定義した領域だけを配置します。
トリミング Adobe Acrobat によって表示または印刷される領域だけを配置します。
裁ち落とし 裁ち落とし範囲が存在する場合、すべてのページ内容をクリップする領域だけを配置します。 ページを印刷物の製造環境で出力する場合に便利な設定です。 プリントされたページでは、裁ち落としの外側にページマークが表示される場合があることに注意してください。
メディア ページマークも含んだ、元の PDF ドキュメントの物理的な用紙サイズ(例えば A4 の用紙サイズ)の領域を配置します。
トンボ トリムマークが存在する場合、印刷工程で実際にカットされる最終的なページの領域だけを配置します。

さらに図版が掲載されています。

df_06-2.jpg

書籍の校正作業では、ざっと次のような人間がかかわります。

  • 著者(場合によっては複数人)
  • 編集者
  • オペレーター(InDesignとかを作業する人)
  • レビューアー(場合によって)

単純に、著者の意向を編集者に伝えたとしても、次のようなケースで反映されないことがあります。

  • あえてなのか、編集者がオペレーターに指示しない
  • モレなのか、オペレーターによる修正が行われない

AcrobatでPDFを見開き表示するには、次のアプローチ方法があります。

メニューバーから変更する現在開いているドキュメントのみに適用される
ドキュメント設定を変更する開いているドキュメントを次に開くとき、また、それ以降、すべてに適用される
環境設定を変更するそれ以降に開く、すべてのドキュメントに適用される

メニューバーから変更する

  • [表示]メニューの[ページ表示]→[見開きページ表示]をクリックします。
  • 表紙ページ(1ページ目のみ片ページで表示)を設定したい場合には、[表示]メニューの[ページ表示]→[見開きページ表示で表紙を表示]をクリックします。

acrobat-mihraki-1.png

バナー画像とかFacebookのカバー画像など、同じようなフォーマットでちょっと違うものを作るとき、Illustratorのアートボードや、InDesignのページから画像(PNGやJPEG)を書き出すことができます。

その際、IllustratorとInDesignでは、ネーミングの点で扱いがちょっと異なるのでメモ。

PowerPointからPDF書き出しすると、次のように余白が生じてしまいます。

追記(2013年7月31日):

[ファイル]メニューの[名前を付けて保存]をクリックして開くダイアログボックス内で[フォーマット]の「PDF」を選択して、PDFに保存すると、余白問題は解決します(takasimsさん、ありがとうございます!)。

pptx-pdf-3.png

ただし、Mac版では、タイトルページが出力されない問題があるようですので、ご注意ください。

セミナーのスライド資料など、手元に来たPDFを見て「これ、なんのフォントだろう?」と思うことがありますよね。

このような場合には、command+Dキーを押して(または[ファイル]メニューの[プロパティ])、[文書のプロパティ]ウィンドウを開きます。

[フォント]タブに切り替えると、そのPDFで使用しているフォントが一覧表示されますので、これかな〜とアタリを付けて、フォント名で検索します。

pdf-what-font-s.png

この場合だったら、「DS ayumin」で検索すると、こんな感じのページがヒットします。

もちろん、アウトライン化されている場合には使えません。

明日発売予定の新しいiPadは、Retinaディスプレイになります。

iPhone 4から採用したこのディスプレイの解像度は326ppi(iPadは264ppi。「えっ?印刷物!?」って感じですよね。iPhone 4をお使いになった方はわかると思いますが、iPhoneのSafariで(iPhone用に最適化されていない)フルサイズの画面を見ても小さい文字が読めてしまいます。

重くなったし、性能が上がっただけじゃん、って声もあるけど、iPadのRetinaディスプレイ化は大きなブレイクスルーになると考えています。

最近、書籍のチェックをiPad+GoodReaderで行っているのですが、これまで細かいところは拡大しながら進めていました。しかし、Retinaディスプレイになると拡大すら不要になるでしょう。つまり、電子書籍のユーザーエクスペリエンスが大きく変わるはずです。言い換えれば、電子書籍用に、大きめの文字サイズで再レイアウトしたりといった配慮が不要になります。

電子書籍から取り残された感のあるPDF。 アドビもその価値をわかっていないみたいだけど、LiveCycleソリューションと組み合わせて、「買った人だけ読める」、「期間限定で読める」、「自動でアップデートできる」などの付加価値をアピールしていけば、復権するかもしれない、と思ったり。

いろいろな電子書籍のフォーマットが出てくるのはいいけど、買ったデバイスでしか見られないのは不便きわまりない。Mac/PCでも読めるべき。Kindleの成功の要因について、もっときちんと学ぶべきだと思うのです。

「手元にPDFしかないんだけど、この表をExcelで使いたい」ということってありますよね。そんなとき、Acrobat 9(確かAcrobat 5以降)なら[テーブルとしてコピー]を使うことで可能です。

コピーしたい領域をcommandキーを押しながらドラッグして選択し、右クリックメニューから[テーブルとしてコピー]をクリックします。

Excelに切り替えて、ペーストします。

当然ながら、PDFには計算式は埋め込まれていないので、計算式は自分で作らなければなりませんが、とりあえず、セルごとにデータが分かれてくれればこっちのものです。

プリント用のPDFをiPadで閲覧すると、グリーンなどが蛍光っぽくなってしまい、特に白い文字が載ったときに読みにくくなってしまいます。

PDFに注釈(校正指示)を入れてやりとりする場合、次の手順で未チェックの注釈のみを表示することができます。

Acrobat 9までの場合

[表示]メニューの[ナビゲーションパネル]→[注釈]をクリックして、[注釈]パネルを表示します。

acrobat9-annotation-1-s.jpg

デフォルトでは、パネル内のツールバーがすべて表示されていないので、横長にします。[表示]をクリックして、[チェック別に表示]→[未チェック]をクリックします。

acrobat9-annotation-2.jpg

注釈にチェックを付けると、その注釈がパネルから消えます。消えた注釈を再表示するには[表示]をクリックして、[すべての注釈を表示]をクリックします。

acrobat9-annotation-3-s.jpg

『10倍ラクするIllustrator仕事術』改訂版

『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版)は、2011年発売の『10倍ラクするIllustrator仕事術』の改訂版。

2014年に技術評論社から発売、現在6刷。2011年版と合わせて38,000部のロングセラーとなっています。

詳しくはサポートサイトにて。

画像:『10倍ラクするIllustrator仕事術』改訂版

Illustrator CC 2018(2017年10月リリース)への対応版準備中です。全ページ書き換えますので、2017年版を待たずに、2014年版を(も)ご購入ください。

お知らせメールへの登録はこちら

セミナー開催情報

セミナー開催情報をこちらにまとめています。

DTP Transitと無関係のものも掲載しています。お問い合わせは、それぞれのイベントの主催者までお願いします。

5つの「く」

画像:『10倍ラクするIllustrator仕事術』改訂版

DTP Transitのコアとなっている制作へ考え方「ムラなく、モレなく、直しに強く、手数を少なく、美しく」を5つの「く」としてまとめてみました。

オススメ外部リンク

Adobe Creative Stationで「知ってるようで、知らずに損してるAcrobatとPDFのアレコレ」と題して連載しています。

Adobe Creative Stationで「ベテランほど知らずに損してるIllustratorの新常識」と題して連載しました。

Adobe Creative Stationで「ベテランほど知らずに損してるPhotoshopの新常識」と題して連載しました。

オススメのスライド

お問い合わせ

リンク

このページの上部に戻る