「おこなう」は「行う」でしょ。と思っていたけど「いった」を考えると「行なう」がよさそうな気がしてきた

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2014年1月15日、更新日:2014年1月15日

ATOKなんかでは「おこなう」を入力しても「行なう」は出てこないですし、いやいや「行う」でしょう、と思い込んでおりました。

しかし、「行く」の過去形「行った」(いった)と、「行った」(おこなった)。どちらも同じ表記で異なる読みです。文脈を見れば、「いった」なのか「おこなった」なのかは判断できそうですけど、“紛らわしくない”っていうのは偉大と考えます。

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一応、許容されるそうなんですが、ややこしいので揃えちゃえばいいのに、と思ったり。

調べてみると、この問題、奥が深いですね...

法令の表記では、①「行う」と「行なう」のどちらを用いるべきでしょうか。②「取り扱い」「取扱い」「取扱」ではどうでしょうか。

1959年07月11日送りがなのつけ方の実施について(昭和三十四年内閣訓令第一号)から1973年06月18日送り仮名の付け方の実施について(昭和四十八年内閣訓令第二号)までの14年間は「行なう」が本則だったのです。

「行なう」肯定派の最大の論拠は「『行って』では、『いって』か『おこなって』かわからない」です。……それは読者の読解力をみくびりすぎていないでしょうか。ひとつの漢字に複数の読み方がある日本語では、漢字の読みは第一に文脈によって判断します。「いって」なのか「おこなって」なのか前後の文を読んでも判別不能な例を、わたしは考えつきません。

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