Finder+XtraFinderをやめて、Path Finderにした

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2016年1月 8日、更新日:2018年1月10日
 

Finder → Path Finder

乗り換えブームというわけではないのですが、Path Finderを導入しました。

Path Finderといえば、かなり古くからあるFinderの代替アプリの代名詞ですが、「なんか、なじめない」ことを理由にずっと敬遠してきました。ある方のススメで使いはじめたところ、やはり「これでいい。これがいい」という結論になりました。

ご参考までに、Path Finder導入までの経緯をご紹介します。

私のスタイル(Finderの使い方)

  • 基本はリスト表示(変更日、名前、種類でソートしながら探す)
  • アイコンプレビューはオフ(どのアプリケーションで作られたファイルかを知るため)
  • タグは使わず、プロジェクトごとにフォルダー分け
  • プレビューにはQuick Lookを使う
  • カラーラベルを多用(プロジェクト共通でよく使うファイルには同じラベルを付ける)

なかでも、カラーラベル(とサイドバーアイコンのカラー化)が無視できない存在なため、カラーラベル廃止は大きな問題です。これをクリアするために、XtraFinderを使ってしのいで来ましたが、動作が不安定なほか、OS X El CapitanのSIP(System Integrity Protection)によって、今後、使うのが面倒そう、ということで、XtraFinderの代替を探していました。

Path Finderに関するメモ

  • デフォルトでカラーラベル(とサイドバーアイコンのカラー化)をサポート
  • 慣れるまで、カスタマイズが面倒(できることが多すぎ)
  • 文字の大きさなどは、環境設定の[アピアランス]でなく、ウィンドウ(正式には「ブラウザ」)を開いてcommand+Jキーで開くパネルで行う
  • キーボードショートカットの設定は、[機能]タブ内の[キーボード]カテゴリで行う
  • デスクトップの扱いが面倒(FinderのデスクトップとPath Finderのデスクトップが、それぞれ別にあるみたい。いまだによくわからない)
  • デフォルトでシンボリックリンク作成機能がある
  • Finderでファイルを複製するときに「のコピー」でなく「v2」となるように変更する - DTP Transitが使えない
  • 環境設定のバックアップや同期ができない環境設定の同期が面倒

Path Finderに関するメモ(2)嬉しいこと

  • リスト表示をしながら、プレビューを表示できる
  • ビットマップ画像をプレビューする際に、ピクセルサイズの表示が可能
  • 昇順、降順に、キーボードショートカットを割り当て可能
  • 標準で「変更日、名前、種類でソート」にキーボードショートカットを設定可能

次のような感じで使っています。

三階ラボさんもお使いのようです。

さらに、リスト表示で画像のサイズ(ピクセル数)を表示できるとのこと。これ、見逃していました。

環境設定のバックアップや同期

ここまで至れり尽くせりのアプリですが、カスタマイズした環境設定のバックアップ(や同期)機能がありません。ちょっと面倒ですが、次のファイル/フォルダーを移動し、そのシンボリックリンクを元の場所に置くことで可能です。

  • 「/Users//Library/Preferences/com.cocoatech.pathfinder.plist」
  • 「/Users//Library/Application Support/Path Finder/」

後者は「/Users//Library/Application Support/Path Finder/Settings/Data Store」でもOK。

Path Finderを終了し、従来のFinder上で行いましょう。

Commander One

もうひとつのFinder Alternative「Commander One」は基本的に無償。アプリ内課金で機能を拡張できるようです。

50%OFFの移行キャンペーンは続いているようです。

Illustratorのファイル情報

Macのアドバンテージにひとつに、Finderの[情報]で、Illustratorのドキュメントバージョンを確認できる、というものがあります。

残念ながら、Path Finder 7では見えません…

2016現在の環境

その他、2016現在の環境を書き出してみました。

  • MacBook Pro 15インチをDell UP3214Q(4Kディスプレイ)にクラムシェルで接続(スケーリング解像度で1920-1080=Retina)
  • OS:10.9.5(OS X Mavericks)

Finder

  • Default Folder X:Open/Saveダイアログボックスの拡張
  • Path Finder:Finderの代替(カラーラベルをサポート)XtraFinderの代わり
  • Bartender:メニューバーに並ぶアイコンを隠す

ランチャー

  • DragThing:ランチャー
  • Alfred:ランチャー,および、辞書引き用など

その他

  • Clipy:ClipMenuから変更
  • Divvy:ウィンドウサイズを変更
  • DragonDrop

フォント管理

  • FontExplorer X Pro
  • RightFont:(OS X El Capitanへの移行に伴い検討中)

キーボード、入力

  • ATOK 2015
  • Karabiner:左右のcommandキーを英数/かなの切り換えに、Fnキーと数字キーでテンキーに、Mouse Keyを練習中
  • Seil:左のcaps lockキーを右commandキーに

自動化

  • Clean:デスクトップのファイルを整理
  • Spark:キーボードショートカットの設定
  • Keyboard Maestro:キーボードショートカットの設定

キャプチャ

  • captur
  • Snapz Pro X
  • MiniShadow
  • Hazel
  • IconExporter:アイコンを画像として抜き出す

デモ(MacWindows

  • Mouseposé
  • Zoom it

音楽/メディア

  • Swinsian:iTunesの代替プレイヤー
  • Digital Power Station:音質向上
  • iMazing:iPhone/iPadを管理

メモ

  • Ember

環境など

  • MuteCon:再起動のジャーンを消音に
  • Coffitivity
  • Degrees Pro:温度と天気予報
  • Shades:ディスプレイを暗めに
  • ColorMunki Smile:色補正
  • Caffeine:スリープさせたくないとき

バックアップ

  • Forever Save:ドキュメントの自動保存、バージョン保存
  • Dropbox
  • Carbon Copy Cloner

iTunes → Swinsian

アップデートされる度に、ダメになっていくiTunesにとうとう愛想をつかし、Swinsian.appというアプリに切り換えています。

有料(¥2,436)なんですが、これでいい。これがいい、って感じ。最近、よく受け取るFlac形式なんかもサポートしているので、iTunesがサポートしている形式に変換する手間も省けます。

Supports Flac, MP3, AAC, ALAC, Ogg Vorbis, WMA, WAV, Opus, AC3, AIFF, MusePack, and APE.

Path Finder 7の注意点

アプリケーションのアイコンを「アプリケーション」フォルダーにドラッグ&ドロップしてインストールするタイプのアプリケーションでは、Path Finder 7上でこれをやるとアップデートがうまく行われないなどのトラブルに遭遇することがあります。

「アプリケーション」フォルダーにドラッグ&ドロップしてインストールするタイプのアプリケーションは、Finderで行うようにしましょう。

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