サービスイン直前Digital Publishing Suite、ベータ版との違い

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2011年6月 2日、更新日:2011年6月 2日

Digital Publishing Suiteが近々にサービスインするようです。5月20日にリリースされたInDesign CS5.5およびInDesign CS5には、Folio Producer toolsのアップデートによって制作についてはすでに可能になっています。

ベータ版

ベータ版は次のようなフローでした。

dps-beta.jpg

  • InDesign CS5のほかに、Interactive Overlay Creator、Digital Content Bundlerという2つのAIRアプリが必要
    dps-beta3.jpg
  • InDesignで設定するのは、リンク、スライドショー、ビデオのポスターフレームの設定
  • 画像シーケンス、ビデオ、パンとズーム、パノラマなどの設定には、Interactive Overlay Creatorを使い、swfに書き出してから配置
    dps-beta2.jpg
  • InDesignファイル(.indd)ファイルをDigital Content Bundler.appを使って.issueファイルに変換。.issueファイルはファイルとしてやりとりができる
  • デスクトップ(PC)での確認ツールはない
  • iPadでの確認にはDigital Content Preview Tool(通称Preview Tool)を使用

正式版

一方、正式版では、次のように変わっています。

  • Interactive Overlay Creator.appは、InDesign内の[Overlay Creator]パネルに(ただし、アップデータをかけること)
  • Digital Content Bundler.appは、InDesign内の[Folio Builder]パネルに
    dps-beta4.jpg
  • 「.issue」は「.folio」に。ただし、ファイルとしては扱えなくなった
  • 複数のfolioのとりまとめなどには、Acrobat.com経由でFolio Producerを利用する(無償利用には機能制限あり)
  • [Folio Builder]パネル下部の[プレビュー]をクリックすると、Adobe Content Viewer.appが起動して確認できる

なお、[プレビュー]パネルでは、基本的に見た目だけの確認のみ可能で動作の確認は不可能です。

これだけではないのですが、まとめるとこんな感じです。

dps-beta5.jpg

比較

比較表にしてみました。

ベータ版正式版
リンク、ステートの変更[ボタン]パネル
URL、電子メール、
ページ、NavToリンク
[ハイパーリンク]パネル
画像シーケンス(360 viewer)Interactive Overlay Creator.app[Overlay Creator]パネル
オーディオとビデオ(Audio/Video)
パンとズーム(Image Pan)
パノラマ(Panorama)
Webコンテンツ(Web View)
ビデオの「ポスター」指定[メディア]パネル
スライドショー[オブジェクトステート]パネル
プレビュー[プレビュー]パネル
書き出し(.folioファイル作成)Digital Content Bundler.app[Folio Builder]パネル
デスクトップ確認ツールなしAdobe Content Viewer.app
iPadのアプリDigital Content Preview ToolAdobe Viewer
書き出しファイルの拡張子.issue.folio
(ファイルとしては扱えない)

追記:

アドビのサイトに概要図というページができていました。

「雲」で図解されている部分がクラウド(オンライン上のサービス)ということですね。こうしてみると、制作ツールとしてのInDesignが担う部分は本当に一部でしかないことがわかります(いいことか悪いことかはさておき)。

dps_diagram_v8.jpg

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