アップグレード?Adobe Creative Cloud?迷う方への試算

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2012年4月23日、更新日:2014年3月 6日

CS6にパッケージを購入してアップグレードするか、Adobe Creative Cloudを導入するか、どちらを選べばよいかというご相談を受けたので、ちょっと試算してみました。

条件は次のような感じです。

  • 現在、Design Premium(Web Premium)のCS5/CS5.5を持っていて、アップグレードを検討している
  • アップグレード Sは1世代前のバージョンまで(今回だとCS5.5を所持)
  • CS5.5のように、0.5刻みのバージョンアップが1年ごとに行われると明言されている
  • Adobe Creative Cloudの発売記念価格は1年の契約(以降、定額に戻る)
今回1年後2年後3年後
CS6CS6.5CS7CS7.5
Design & Web Premium
0.5アップグレード
49,35049,35049,35049,350
(累計)49,35098,700148,050197,400
Design & Web Premium
整数アップグレード
98,70098,700
(累計)98,70098,700197,400197,400
Adobe Creative Cloud36,00060,00060,00060,000
(累計)36,00096,000156,000216,000
Master Collection
0.5アップグレード
67,72567,72567,72567,725
(累計)67,725135,450203,175270,900

グラフにすると、こんな感じで、Adobe Creative Cloudが一番割高になってしまっています。 そもそも、Design & Web Premiumと、全部入りのAdobe Creative Cloudを比べているので、Adobe Creative Cloudのお得感が少ないのは仕方がありませんMaster Collection 0.5アップデートを追加しました

それでも、Adobe Creative Cloudを選択する理由は次のあたりにあります。

  • アップグレード費用を分割して支払うことができる(初期投資が少ない)
  • Touch Apps(タブレット用アプリ)なども、これから使いそう
  • Muse/Edgeなど、これから追加されるアプリも使いたい
  • 共有スペースなどが魅力的

よさげな感じもしますが、人気が出ないと、アドビはさりげなくサービス/開発をやめてしまうので、どうかな〜とも思ったり...

総合的に考えて、私はAdobe Creative Cloudを選択します。先のことはわからないし、とりあえず、この1年をやり過ごすのにコストが一番低いのはAdobe Creative Cloudですし。

追記

グラフにMaster Collection 0.5アップデートを追加しました。Master Collectionと比べると、全部入りのAdobe Creative Cloudは、Master Collection+Touch Apps+これからリリースされるアプリ+もろもろなので相当お得です。

しかし、ビデオ系に取り組まない方が現実的にみるべき数字は、Design & Web Premiumとの比較ですし、問題は「どれがお得か」ということよりも"使わないアプリがあると、なんだか損した気がする"という心理かな、と思ったり。

あと、TLP+アップグレードプランが一番安いよ、という声もいただきました。

追記2

@kmutoさんから、次のようなコメントをいただきました。

cloudは新ver後に古いverが使えなくなる(FAQより)という陥穽怖い。

う〜ん、これだとInDesign、マジ困りますね。

追記3

意味がよくわからないのですが、Touch Appsは全部入りでついてくる、というわけではないそうです。

環境移行Q&Aガイド:どのように購入したらいいの? - Adobe Design Magazineをよーくみると、次のような但し書きが書いてあります。

  • 4 発売時は、Touch Appsは全て別途購入が必要ですが、3つ以上のTouch Appsを購入いただいたお客様には、Creative Cloudの利用期間を一ヶ月延長いたします(対象は年間プランおよび12ヶ月版のみ)

う〜ん、アドビには、こういうのやって欲しくないなぁ。

追記(2012年5月1日):

FAQがどんどん増えています。

次期バージョンがリリースされた現行バージョンの製品は、次期バージョンのリリース後最長1年間使用し続けることができます。

InDesign(とかFlash)とか、バージョン依存のものを扱っている場合、これでは困りますね。私の場合、制作は最新バージョンでOKなのですが、検証作業のため、古いバージョンが必要です。

とりあえず、Adobe Creative Cloud申し込んでみたけど、困ったな...

追記(2012年5月4日):

このように比べて見ると、Adobe Creative Cloudのアドバンテージがハンパないですが、私の場合、Adobe Creative Cloudの部分が致命的すぎる...

 パッケージ版Adobe Creative Cloud
イニシャルコスト49,350円(CS5.5から)
98,700円(CS5から)
3,000円
リリース後の新アプリ
リリース後のバージョンアップ (別途費用)
バージョンアップ後、
古いバージョンの利用
複数バージョンの利用
Mac/Windowsの選択どちらか両方にインストール可能
Touch Apps別途必要▲(意味不明)

タイトルとは裏腹に、何の参考にもならないけど、こんなインタビューが掲載されていました。

アップデート/アップグレードするかしないかは、ユーザーが選択できるそうですが、近年のAcrobatのアップデーターの悲惨な状況で、良識あるユーザーは気軽にアップデーターをあてることをやめてしまいました。

こういったことも「お偉いさん」はわかっていないんだろうな〜...

追記(2012年5月8日):

アドビストアにて、CS6への無償アップグレード付きのCS5.5が発売されています。

InDesignをお使いの方で、やっぱり5.5も持っておこうという方は、これが一番お得ですね。Suiteによっては、電話すると15%引きになることがあるようです。

一部量販店などにも、CS6への無償アップグレード付きのCS5.5が残っていると思いますが、発売日(5.11)で引き上げてしまうのが通例なので、狙うなら、この数日です。

追記(2011年5月14日):

残念ながら、Adobe Creative Cloudの発売日はさんざんだったようです。プリオーダーと同時に申し込んだ私のところに案内が来たのは、日付を超えてからでした。

理想的なサブスクリプションの目指すところ、って次のあたりがポイントになると思うんだけど、InDesignとかバージョンの依存するものを扱っている限り、厳しいですね...

金額でなくて、このあたりのビジョンを提示すべきだと思います。

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