iBooks 3.0のリリースと日本語書体のサポート
iPad mini、および、iPad(retina)のマイナーアップデートの発表に伴い、iBooksが3.0になりました。
特筆すべきは、2つの点。
日本語の正式サポート
これまで英語のフォントしか選べませんでしたが、「ヒラギノ角ゴ」、「ヒラギノ明朝」などを選べるようになったほか、「ヒラギノ丸ゴ」、さらに、「游ゴシック体」、「游明朝体」を選択できるようになりました。
「游ゴシック体」を適用すると、次のように見えます。
「ヒラギノ丸ゴ、「游ゴシック体」、「游明朝体」は、クラウドアイコンをタップしてダウンロードする必要があります。なお、和文フォント名が出てこない場合には、<dc:language>ja</dc:language>
になっていることを確認します(InDesignから直接書き出ししたEPUBは「ja-JP」になっている)。
※瀧本さんからの情報です。
Continuous Scrolling
新しく「スクロール」というモードが加わりました。ページめくりを排除した読み方です。
ページの切れ目は見えるけど、「ページめくりのギミックとかいらないし」という方には喜ばれる機能です。
追記:
公式には次のようにアナウンスされています。
- iBookstoreで購入してiCloudに保管したすべてのブックは、iOS 6の本棚で直接見ることができます •- 新しいスクロールテーマを使って、指でフリックしてブックを上下方向にスクロールできます •- 購入したブックの無料のアップデート(新しい章や訂正など)を受信できます
- iOS 6では、語句の定義をドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、および中国語(簡体字)で検索できます
- お気に入りのブックについて考えたことを、Facebook、Twitter、メッセージ、またはメールで友達と共有できます