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【QuarkXPress 6.xのグラデーションが汚い】
原因:ソフト内部仕様の変更
QuarkXPress 6.x以降のグラデーションは、QuarkXPress 5以前のグラデーションと内部記述が変わりました。
QuarkXPress 6.xのグラデーションは、PostScript記述情報として処理されるため、滑らかなグラデーションになりません。RIP側の解析で従来どおりのスムーズシェーディングとして処理できなくなりました。スムーズシェーディング処理では画像として変換されるため滑らかさを保てますが、通常のPostScript処理の場合、PowerPointのグラデーションなどに見られるようなブレンド処理になります。
対処:QuarkXPress 4.xバージョン用に保存しなおす
QuarkXPress 4.xバージョンドキュメントとして保存しても問題ないデータならば、下位バージョン保存して、出力しなおします。
QuarkXPressの使用バージョンは、3.3〜6.5まで多岐にわたるようになりました。 圧倒的に支持されているのは依然、QuarkXPress 3.3Jです。入稿データの多くが3.3〜4.1を占めています。 それ以降のデータが入稿された場合、これまでとは異なった現象が発生しています。
【QuarkXPress 6.x、PDF書き出ししたデータが出力できない】
原因:ソフト内部仕様の変更
従来のQuarkXPress 4.1でのPDF書き出し機能は、バックグラウンドでAcrobatDistillerを使用しました。 QuarkXPress 6.xでは、内部にDistillerと異なるPDFエンジンを搭載しています。
対処:AcrobatDistillerでPDF変換する
QuarkXPressからPostScriptファイル書き出しを行い、Acrobat DistillerでPDF変換したものを入稿いただく。
QuarkXPressとInDesignで異なる用語の一部をピックアップしてみました。
| QuarkXPress | InDesign |
|---|---|
| ボックス | フレーム |
| アイテム | オブジェクト |
| 内側 | ノド |
| 外側 | 小口 |
| アンカーボックス | インラインフレーム(インライングラフィック) |
| ブレンド | グラデーション |
| 適用 | プレビュー |
| 画像使用状況 | [リンク]パネル |
| 出力ファイルの収集 | パッケージ |
| 縦組み中の文字回転 | (自動)縦中横 |
| 段落罫線 | 段落境界線 |
| 特殊キャラクタ | 特殊文字 |
| フォントセット | 合成フォント |
| 連続複製 | 繰り返し複製 |
| レイアウトパレット | [ページ]パネル |
| カラー | カラー |
| スウォッチ | |
| スタイルシート | 段落スタイル |
| 文字スタイル | |
| 文字ボックス | テキストフレーム |
| フレームグリッド |
QuarkXPressでは、command+option+Mでメジャーパレットの最初の入力ボックスをアクティブにして、Tabキーでとばしながら作業をする、というのがセオリーですが、InDesignではCtrl+6(テンキーじゃない6)でアクティブにすることができます。