InDesign CC 2015からシンプルになった段落左右の罫線

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2015年8月18日、更新日:2015年8月19日

段落に対する罫線に関してまとめてみました。

段落境界線(1)

これまで段落の左右に罫線を引くには、段落境界線を使って“がんばる”しかありませんでした。

幅50mmのテキストフレームに「タイトル」というテキストを入力し、ここからスタートします。

[段落]パネルメニューから[段落境界線]をクリックして、[段落境界線]ダイアログボックスを開きます(キーボードショートカットはcommand+option+Jキー)。

[前境界線]の[境界線を挿入]にチェックを入れると

次のように下線が引かれます。

次のように設定すると、

  • [線幅]を設定
  • [カラー]を設定(デフォルトの「テキストカラー」だと、テキストが消えてしまいます)
  • [オフセット]で上下位置を調整

“帯”のように表示されます。

このままでは、テキストがテキストフレームの左にぴったりくっついていますので、[段落]パネルで[左インデント]で調整します。

段落境界線(2)

[段落境界線]ダイアログボックスの[右インデント]に「49mm」と入力します。

幅1mm(テキストフレームの幅50mmから[右インデント]の49mmを引いた値)の“縦棒”になります。

段落境界線(3)

改めて、ひとつ前のサンプルに戻ります。[濃淡]を「50%」に設定します(構造を理解しやすくするため)。

[段落境界線]ダイアログボックスの[左インデント]に負の値を与えると、フレームからはみ出します。

[右インデント]に「51」(mm)と設定します。

テキストフレームから離れた位置に縦棒が引かれます。

そもそも段落境界線は、段落の上下に引くのが基本です。段落が1行で完結する場合には問題ありませんが、2行以上になると自動では伸びません。

2行バージョン、3行バージョンなどを作って対応します。

実際には段落スタイルに設定しながら作業します。

段落の背景色(1)

「段落の背景色」は、InDesign CC 2015からの機能です。

[段落]パネルメニューの[段落の背景色]、または[段落スタイルの編集]ダイアログボックスの[段落の背景色]カテゴリで設定します。

ここからスタートします。

[背景色]オプションにチェックを付け、カラーを設定すると

段落全体に背景色がつきます。

[オフセット]の[天]と[地]を設定すると、

上下に余白が生じます。

段落の背景色(2)

左インデントに正の値を設定すると、

フレームからはみ出ます。

左インデントに負の値を設定すると、

フレームの外に、縦棒として表示されます。

段落の行数の増減に応じて、“縦棒”が伸縮します。

[段落]パネルに「背景色」が追加されています。段落の背景色のON/OFF、および、背景色の変更だけであれば、[段落]パネルで設定可能です。

ここまでのデータをダウンロード(InDesign CC 2015ドキュメント)

段落を枠で囲む

「段落の上下左右を枠で囲みたい」というニーズがあります。段落境界線と段落の背景色を使うと、3本までは可能です。

  • 上:段落境界線(前境界線)
  • 下:段落境界線(後境界線)
  • 左:段落の背景色

1行であれば、段落境界線を使って実現できます。

CSSとの互換性

段落を囲むなら、段落に対する罫線を設定したい。

「段落の背景色」を実装するなら、段落の背景画像を設定したい。段落の背景画像を設定するなら、背景画像の繰り返しを設定したい。

InDesignからEPUBのように、Webとのやりとりが進んできた今、やはりInDesignは6年くらい前に、過去との互換性を捨てても、CSSとの互換にしておけばよかったのに、と思うことしきり(何度も主張しています)。

その他(参照リンク)

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『10倍ラクするIllustrator仕事術』全都道府県縦断セミナーツアー、 47都道府県すべての県での開催が終了しました。ご参加ありがとうございました!

画像:『10倍ラクするIllustrator仕事術』改訂版

5つの「く」

画像:『10倍ラクするIllustrator仕事術』改訂版

DTP Transitのコアとなっている制作へ考え方「ムラなく、モレなく、直しに強く、手数を少なく、美しく」を5つの「く」としてまとめてみました。

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