CSSとInDesignの互換性

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2014年2月 4日、更新日:2014年3月 6日
 

InDesignからWeb/EPUB、Web/EPUBからInDesignのように相互にデータを取り回す機会が今後、確実に増えてくると思われます。

このとき、問題になるのがCSSとInDesignの互換性のなさ です。過去のドキュメントの互換性を犠牲にしても、InDesignがCSSの仕様に歩みよって進化することを夢想します。

CSSInDesignのワークアラウンド重要度
プロパティ名機能
font-weight「bold」などの値を与えることで、ウエイトの太いフォントを設定できるウエイトの太いフォントを設定する
(Illustrator同様、太字機能という概念はない)
★★
background-color背景色段落境界線、下線を擬似的に使って対応
段落境界線は、段落内改行の際に対応できないケースが多い
★★★★★
background-image背景画像不可能★★★★★
background-repeat背景画像の繰り返し不可能★★★
padding内側のアキ(内マージン)左インデント、右インデント
段落前のアキ、段落後のアキ
[テキストフレーム設定]の[フレーム内マージン]みたいな感じ
★★★★
border段落ボックスの四辺に罫線を引くことができる
四辺を個別に設定可能
上下は「段落境界線」で対応★★★★★
marginpadding、および、borderの外のアキ左インデント、右インデント
段落前のアキ、段落後のアキ
★★★★
border-radius角丸
(四隅を個別に設定可能)
段落境界線で「点」などを選択し、[間隔のカラー]でスキマを埋めて対応
ただし、左右は半円になってしまう
★★★★★
list-type-image箇条書きの記号に画像を設定できる文字スタイルにそれっぽいフォントを設定して対応

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