InDesignのアドバンテージ(2)

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2011年1月21日、更新日:2011年1月21日
 

こちらの記事(InDesignのアドバンテージ(なぜ、IllustratorでなくInDesign?))を表にしてみました。

こうしてみると、InDesignってかわいがられすぎですよね...

分野機能名IllustratorInDesign
8.010.0CS-CS5
リフロー対応ルビ(ふりがな)、圏点NONONO
インライングラフィック(文章中に挿入する画像)NONONO
段落境界線(段落前後に設定する罫線)NONONO
文字組み関連異体字切替NONO
合成フォントNONO
アピアランスを使わずに実現できるフチ文字NONONO
二重、三重のフチ文字NONO
自動カーニングNONO
自動縦中横NONONO
文字組みアキ量設定NONO
スタイル段落スタイル、文字スタイルNONO
次のスタイルNONONO
先頭文字スタイル(文字スタイル適用の条件設定)NONONO
正規表現スタイルNONONO-
使い回しグラフィックスタイルNONO
 シンボルNONO
 スニペットNONONO
表組みヘッダ行、フッタ行NONONO
塗りのスタイル(1行おき)NONONO
表スタイル、セルスタイルNONONO-
ページものマスターページ機能NONONO
自動ページ番号NONONO
セクションマーカー(章ごとの「柱」の設定)NONONO
ブックNONONO
目次と索引NONONO
出力関連プリフライト(出力前のチェック)NONONO
パッケージ(画像やフォントの収集)NONONO
PDF書き出し NONO-
画像まわりドラッグ&ドロップによる配置(Finder/Bridge)NONO
画像のエッジの自動検出NONONO
PSDファイルのサポートNONO
その他ファイルの復元機能(Save for crash)NONONO
 アクションNO
 JavaScript  

追記:

言いたいのは「IllustratorよりInDesignが優れている」ということではありません。 次のようなケースには、Illustratorでなく、InDesignが向いていますよ、というための資料です。

  • ルビや圏点、インライングラフィックなどを使いながら、文字量が増減するコンテンツ
  • 見出しに、段落境界線で対応できる程度のグラフィック処理を設定できるもの
  • 「インタビュー記事で話者のみ、異なるスタイルにしたい」、途中の「(□□□□)」のみ、条件付けによってスタイルを変更したいもの
  • ページもの

なお、単ページであっても、段落スタイルをガシガシ使って組むと、Illustratorではムチャクチャ重く使いものになりません。でも、ふと、考えるとInDesignは表示画質の設定をコントロールしながら作業することで回避しています。

Illustratorで文字が多い場合には、環境設定で[アートワークのアンチエイリアス]をオフにしながら作業すると、よいかもしれません。

aics-antialias-s.jpg

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