老眼問題とRetinaディスプレイ

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2012年8月 7日、更新日:2016年11月 6日
 

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DTP Transitでは、以前からシニアデザイナーの老眼問題を扱ってきました。

これの解決策のひとつがRetinaディスプレイです。

2012年6月にMacBook Pro Retinaディスプレイモデル というものが発売されましたが、これが素晴らしい。

ずっと裸眼で生活してきて、突然、コンタクトレンズを付けた感じ。

とはいってもアドビの対応は遅いだろうし...と思いきや、Illustrator CS6だけ、なぜかRetina対応しているようです(と、甲斐さんから教えていただいて気づきました)。

Illustrator CS5/5.1の[文字]パネルはこんな感じですが、

AICS5-moji-panel-nonretina.png

Illustrator CS6だと、こんなにクッキリ。

AICS6-moji-panel-retina.png

いやいや解像度倍じゃん!というツッコミがあると思うので、サイズを揃えると...

AICS6-moji-panel-retina.png

なお、Illustrator CS6のRetina対応は部分的なものでツールボックスのアイコンなどはボンヤリしています。

RetinaディスプレイでのSafari

ちなみに、SafariでWebサイトを見ると、画像化された文字よりデバイスフォントの方がクッキリしている、という逆転現象です。

cap-transit-retina.png

とはいっても、やはり広い画面で作業した方が何かと効率がよいので、普段はクラムシェルで30インチのシネマディスプレイにつなげているので意味がないといえば意味がないのですが...

パネルの文字とか小さすぎだよ!!と息巻いている悩みは、あと数年たって、ディスプレイもアプリもすべてRetina対応になることで解決しそうです。

その数年後にタイムスリップしたい!

追記:

追記(2012年8月28日):

[情報を見る]を見ると、やはり、Illustrator CS6だけ[低解像度で開く]オプションが選択できるようになっています。

追記(2014年3月):

その後、Illustrator CS6/CC、Photoshop CS6/CC、InDesign CS6/CCともにRetina 対応しています。

あとは、Retina対応のCinemaディスプレイ。

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