『InDesignプロフェッショナルの教科書 正しい組版と効率的なページ作成の最新技術 CC 2014/CC/CS6対応版』

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2014年12月28日、更新日:2017年4月17日
 

森 裕司さん(InDesignの勉強部屋)の新しい書籍『InDesignプロフェッショナルの教科書 正しい組版と効率的なページ作成の最新技術 CC 2014/CC/CS6対応版』 が発売になりました。

InDesignには、作業を効率良くこなすために多くの機能が用意されています。しかし、高機能ゆえ、意外に知られていない機能や、どんなときに使用するのかよく分からない機能が多く存在するのも事実です。

本書では、覚えておけば通常の操作よりも素早い作業が可能になる多くの機能を紹介しています。第1部は「基礎解説編」として、作業環境をコントロールする方法、正しいドキュメントの作成方法、美しい組版を効率的に仕上げる機能とその使い方、画像や図形・カラーのコントロール方法、大切な出力のノウハウをわかりやすく紹介。数多くの機能の中からテクニック厳選した上で、それぞれを深く説いていきます。

第2部「ケーススタディ」では、「文芸書」のシンプルな紙面の組版、ビジュアル重視の「雑誌(見開き)」ページ、膨大な量の繰り返し要素を扱う「カタログ」ページ、情報量の多い要素をレイアウトする「旅行パンフレット」、「特色2色の印刷物」の、5つの作例の具体的な作成手順を解説。実地的な実力が身に付くようになっています。
第2部の作例データは付属CD-ROMに収録。解説内容はInDesign CC 2014/CC/CS6に対応しています。

雑感

内容がこなれていて、バランスがよいのでオススメですが、次の点が気になりました。

  • 重い…(持ち歩くのは厳しい)
  • キャプチャが見えにくいものがある(ダークUIで、かつ、小さいものはキャプチャ内の文字はつぶれて読めない)
  • MdN式編集なので手順が端折られている(中級者には適していますが、これからはじめようという方は、まずは、やさしめの書籍にて勉強されてからがよいです)

〈Memo〉 と〈Technique〉に、現場レベルで重要なことが書かれているので、ここだけ読んでいっても得るものがあると思います。

その他

InDesignについての情報は、下記にもまとめています。

YouTube

DTP TransitのYouTubeチャンネルです。1分前後のクイックTipsを投稿しています。

チャンネル登録

Twitter

本サイトの記事以外に、小ネタやタイムリーな話題などをツイートしています。

マンスリーでまとめています。

このページの上部に戻る