「実践的!Illustrator仕事術」セミナーが終了しました。

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2015年7月18日、更新日:2015年7月27日
 

2015年7月18日(土)、パルトピアやまぐち(防長青年館) 大ホールで「実践的!Illustrator仕事術」セミナーが開催され、100名弱の方にご参加いただきました。

『10倍ラクするIllustrator仕事術』の著者、鷹野 雅弘(スイッチ)、茄子川 導彦が出演しました。

ツイートは下記にまとめました。

参照リンク

対応バージョン

パッケージCreative Cloud版
CS3CS4CS5CS6CS6CCCC
2014
CC
2015
ライブカラーライブカラー
(オブジェクトの再配色)
グローバルカラー
文字タッチ文字タッチツール
エリア内文字エリア内文字/
ポイント文字の切り換え
エリア内文字の自動サイズ調整
エリア内文字から
ポイント文字への切り換え
(スクリプト)
アピアランス[形状に変換]効果
グラフィックスタイルへの登録
グラフィックスタイルの一括置換

いただいた質問と回答

セミナー終了後やアンケートで頂戴した質問をまとめてみました。

CCで作ったドロップシャドウなどのデータをダウングレードすると、影がおかしくなってしまう。

Illustrator CS6 の「ドロップシャドウ」、「光彩(外側)」、「ぼかし(ガウス)」効果で仕様変更が行われ、過去バージョンとの互換性がなくなりました。

CS6/CS5間をまたいで、バージョン(ダウンでの)互換を行う場合には、バージョンダウンする前に、「ドロップシャドウ」、「光彩(外側)」、「ぼかし(ガウス)」の効果をオフにしておくのが得策です(面倒ですが)。

『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版)の179ページ「CS5以下にバージョンダウンできるドロップシャドウ」にて紹介しています。

線画をパス化するのに以前はストリームラインを使用していたが、CS以降、Illustratorがライブトレースを使用してパス化となった。しかし、ストリームラインのようにきれいにパス化できない。よい数値設定を教えていただきたい。

万能の設定はありません。うまくいかないときには、次をお試しください。

  • Photoshopでアップサンプリングする
  • Photoshopでレベル補正などを行う

グラフ機能で何かないか知りたい

グラフ機能はずっと手が入っていません。しかしながら、Illustrator CC 2015では、CC Chartsという機能が実装されます(日本語版はまだ)。

チラシ作成を週単位でこなしています。組版ロボを入れての流し込みなど… 軽くする方法(画像リンク以外には)有効なものはありますでしょうか?

お話を伺ったところ、この作業はIllustratorでなく、InDesignで行うべきものだと思います。

しかしながら、Illustratorで行う上で考えることとしては、

フォントをよく「おまかせで」と言われるのですが、いつも同じものになってしまっているので、ぜひ「フォント本」も出版していただければと思います。

承知しました!

ルビの割注はグループルビでも可?

今回ご紹介した機能は、いわば「バッドノウハウ」です。グループルビとして実装されます。あまり細かいことはできません。

DTPの仕上げに欠かせない(と私が思っている)、写真の350〜400dpi化を自動化する方法などはないのでしょうか? 私はいつも入稿前に、ひとつひとつの画像をAI上で選択したサイズを確認し、Photoshopで開いて解像度を350程度にしてアンシャープマスクをかけているのですが…。いつも時間の無駄だなぁと思いながら作業しております。

ぱっと思いつかないのですが、考えてみます。

WebとDTP、ドキュメントプロファイル以外にガラっと設定を変えることはできませんか?

スクリプトを使って、環境設定を制御できるようです(研究中)。

神速Photoshop』では、ログインし直すという荒技が紹介されていましたが、Creative Cloudで複数のバージョンをインストールすることを活かして、「Illustrator CC 2015はプリプレス、Illustrator CC 2014はWeb」のように切り換えて使うのもアリかも。

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