セミナーレビュー:第一線のユーザが語るAdobe InDesign CS2セミナー

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2006年10月 1日、更新日:2011年1月 9日
 

9月26日、ベルサール神田にて開催された第一線のユーザが語るAdobe InDesign CS2セミナーに参加してきました。

次の3つのセッションで構成されるセミナーです。

  • 『QuarkとInDesignの比較』森 裕司さん(InDesignの勉強部屋)
  • 『SINGを使おう!』(株)シンクス 市川せうぞー 様
  • 『印刷会社から見た今のInDesign』図書印刷株式会社 石川 良太 様

簡単にレポートします。

アドビから:

マクロメディア社との統合に伴い、アドビライセンスプログラムのいくつかが変更された。

  • 1ライセンスから購入可能
  • 1CPUにつき、1ライセンス。→ Intel Mac上でBootCampやParallelsを使用してMacintosh/Windowsを混在させて場合にも1ライセンスで対応できる。
  • 過去バージョンへの交換も可能。ただし、インストーラは所持していることが条件。

Adobe Open Options 4.5 Licensing Program

『QuarkとInDesignの比較』

InDesign 1.0から、InDesignの情報サイトとして圧倒的な情報量を持ちつつ、ユーザー視点でのトラブル情報なども掲載されてきている『InDesignの勉強部屋』の森 裕司さんがスピーカー。

『QuarkとInDesignの比較』と題して、機能比較を行い、「QuarkXPress:動作は速いが、トータルではさほどでもない。InDesign:動作はCSで改善された。トータルでは効率が上がった。」(意訳)と結論づけた。

DSC01496.jpg

『印刷会社から見た今のInDesign』

InDesign入稿を断れても、実は印刷会社では対応していることもある。印刷会社の"最新の"入稿仕様書を取り寄せ、フォントやアプリケーションなどの対応状況をチェックすべし、とのことでした。

注意点

  • コンポーザの問題:単数行コンポーザを使って欲しい
  • (リンク画像などに)ロングファイルネームを使わないで欲しい
  • OCFフォントは動作保証対象外

便利機能には注意

  • Macintosh/Windowsを混在する場合、一部のType1フォントがWindows環境にないこともあるので注意。
  • PDF入稿を行う際、ダウンサンプルなしにすること

InDesignのPDF/X書き出しのダイアログボックス

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