【CS3】カテゴリの記事
これまで何度か取り上げてきていますが、InDesignドキュメントには下位互換性がありません。たとえば、InDesign CS5で作成したドキュメントを、InDesign CS6で開いた場合、InDesign CS5では開けなくなります。

そのような意味からも、Mac環境であれば、ドキュメントごとに制作したバージョンで開くためのユーティリティ「InDesign Glee」は必須です。
Illustratorの[選択]メニューって、なんか面倒でいいや、って思ってしまいがちですが、ちゃんと使うと作業効率めちゃくちゃ上がりそうなものが隠れています。

| CC | CS6 | CS5 | CS4 | CS3 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| メニュー | サブメニュー | |||||
| すべてを選択 | ||||||
| 作業アートボードのすべてを選択 | ||||||
| 選択を解除 | ||||||
| 再選択 | ||||||
| 選択範囲を反転 | ||||||
| 前面のオブジェクト | ||||||
| 背面のオブジェクト | ||||||
| 共通 | アピアランス | |||||
| アピアランス属性 | ||||||
| 描画モード | ||||||
| 塗りと線 | ||||||
| カラー(塗り) | ||||||
| 不透明度 | ||||||
| カラー(線) | ||||||
| 線幅 | ||||||
| グラフィックスタイル | (スタイル) | |||||
| シンボルインスタンス | ||||||
| 一連のリンクブロック | ||||||
| オブジェクト | 同一レイヤー上のすべて | |||||
| 方向線のハンドル | ||||||
| ピクセルグリッドに未整合 | ||||||
| 絵筆ブラシストローク | ||||||
| ブラシストローク | ||||||
| クリッピングマスク | ||||||
| 余分なポイント | ||||||
| すべてのテキストオブジェクト | ||||||
| テキストオブジェクト | ||||||
| ポイント文字オブジェクト | ||||||
| エリア内文字オブジェクト | ||||||
| Flash動的テキスト | ||||||
| Flashテキスト入力 | ||||||
| 選択範囲を保存 | ||||||
| 選択範囲を編集 | ||||||
今日、とあるセミナー後の懇親会で「フォントとかって、バージョンとかないからいいですよね~」みたいな話が出て、「いやいや、あるんですよ!!」と返したところ、「ウッソー」な感じのやりとりをしていました。
小塚フォントファミリー
CS(Creative Suite)に付属してくる小塚フォントファミリーは、CSのバージョンによって変更されていることがあります。
これを回避するためか、最近のInDesignでは、パッケージを行うとき、小塚フォントも収集されるようになっています。
富士ゼロックス岡山「ゼロックスDTPセミナー」終了後、Oさんから「Illustrator CS3でドロップシャドウがずれてしまうことがある」という質問をいただきました。

CS4以降では再現しませんが、CS3では次の条件のときに再現するようです。
- カーニング:自動
- 文字種:カタカナ
解決策は...思いつきません。なお、アウトライン化すれば正常の状態になります。
追記(2013年1月25日):
解決方法について、吉田印刷所さんのDTPサポート情報にて取り上げていただきました。ありがとうございます。
よくセミナーなどで話しているネタですが、Illustratorの歴代バージョンをざっく り理解していく上で大きなポイントがあります。
言い換えれば、そのバージョンでサポートした次の機能によって、以前のバージョンとの互換性がなくなっていたり、面倒になったりしています。
- Illustrator 9.0:透明のサポート
- Illustrator CS:テキストエンジンの刷新
- Illustrator CS4:複数のアートボード
- Illustrator CS6:アーキテクチャ変更(ファイル互換、プラグイン使えない)
最近、ぽろぽろと出てくるネタでおわかりのように、Illustrator CS6は、黒くなった/速くなった以外にも、何かと互換性を代償としてしまったようです...


