「Illustratorで孤立点を削除する」についてのアレコレ

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2013年4月25日、更新日:2017年10月30日
 

koritsuten-1.jpg

Illustratorの作業で生じがちな孤立点。できれば削除しておくとよいとされていますが、これについて、[選択]メニューの[オブジェクト]→[余分なポイント]をクリックして選択し、deleteキーで削除する方法があるブログで紹介されていました。

これについて、過去のIllustratorでは、必要な文字まで消えてしまったことがありましたよね...というツイートを見かけました。

確かに、Illustrator 7.0/8.0で次のバグがありました。

アクションで対応する

次のようなアクションを作って対応するとよいかもです。

  1. [選択]メニューの[オブジェクト]→[テキストオブジェクト]をクリック
  2. [オブジェクト]メニューの[ロック]→[選択]をクリック
  3. [選択]メニューの[オブジェクト]→[余分なポイント]をクリック
  4. deleteキーを押す

koritsuten-2.jpg

これで完璧!!と思ったのですが、[選択]メニューの[オブジェクト]→[テキストオブジェクト]をクリックすると、文字の孤立点(文字ツールでクリックしてできた孤立点)も選択してしまうようです....

koritsuten-3.jpg

追記(2014年3月25日):

孤立点の削除問題を解消するスクリプトを高橋としゆきさんがご用意くださいました。

del_isolatedpoint-window-s.png

楽に速く美しく Illustrator仕事術』という書籍が発売になったそうです。

追記(2017年2月12日):

改めて、まとめてみました。

比較表を作ってみたのですが、何をもって“余分な”とするか、がちょっとややこしいですね。

というのも、[選択]メニューの[オブジェクト]→[余分なポイント]でも、空のテキストを選択するんです。

ちなみに、英語版では「余分なポイント」は「Stray Points」、[パスの削除]は「Clean Up」になっています。

パスの削除余分なポイントスクリプト
メニューオブジェクト→パス選択→オブジェクト
対象ポイント余分なポイント
孤立点
オブジェクト塗りのないオブジェクト
テキスト空のテキストパス
文字のないポイント文字
文字のないエリア内文字
文字のないパス上文字
挙動選択
削除
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