Adobe Creative Stationの連載「ベテランほど知らずに損してるIllustratorの新常識」にて公開したテキスト編の補足

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2017年4月26日、更新日:2017年5月 4日
 

Adobe Creative Stationで鷹野 雅弘(スイッチ)が連載している「ベテランほど知らずに損してるIllustratorの新常識」で公開されたCC以降、テキストの扱いで変わったこと」の記事の補足です。

全体像

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互換性問題

Illustrator CC以降は、同じドキュメントバージョン(v.17)になっています。

ところが、Illustrator CC 2014以降、「均等配置(最終行左揃え)」適用時の強制改行を挿入した行が左揃えから、強制的に均等配置されるようになりました。

この際、互換性に関して次のようになっています。

  • Illustrator CCで作成したドキュメントを、Illustrator CC 2014以降で開くと、アラートは表示されず、強制的に均等配置された状態で開きます。
  • Illustrator CC 2014以降で作成したドキュメントをIllustrator CCで開き、テキストを編集する際に、次のアラートが表示されます。テキストを編集しない限り、開くだけでは文字組みは変更されません。

キーボードショートカットで[文字]パネルのフォントリストを開く

Illustratorの強調表示にcommand+Tを設定することで、次のようになり、とてもはかどります。

  • [文字]パネルが表示されていないときには、[文字]パネルが開き、[フォント]フィールドがハイライトされる
  • [文字]パネルが表示されているときには[フォント]フィールドがハイライトされる

ついでに、フォントリストを開くところまで、キーボードショートカットで行いたいのですが、デフォルトではできません。

Keyboard Maestroで解決する

Keyboard Maestroには「ビットマップ画像と一致する領域をクリックする」という機能があるので、これを使うことで、フォントリストを開く操作にキーボードショートカットを設定することができます。

Illustrator CCでの実装が遅れていること

次の点で、Photoshopに遅れを取っています。

  • マッチフォント(ビットマップ画像からフォント名を推測する機能)
  • Color Font対応

比較表

Illustrator、Photoshop、InDesignでのフォントまわりの機能の実装を比較してみました。

 IllustratorPhotoshopInDesign
ライブプレビュー×
合成フォント×
字形ミニパネル
環境設定でOFFに×××
最近使用した
フォント
[書式]メニューの
[最近使用したフォント]
××
[書式]メニューの
[フォント](メニュー内)
フィルターお気に入り
分類(種類)×
類似フォント×
Typekit
検索任意文字検索×
頭文字検索×
ハイブリッド××
マッチフォント(フォント識別)××
スタイル段落スタイル
文字スタイル
先頭文字スタイル××
正規表現スタイル××
行スタイル××
カラーフォント××

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