自動サイズ調整はナイス。でも、重いかも...(InDesignでの手順指示)
次のようなデザイン指示があり、分解してみると、たくさんのオブジェクトで構成されていました。
次の観点から、これを修正します。
- ドロップシャドウのオブジェクトは、効果で設定すればよい
- 矢印の先端形状の大きさは、InDesignでは変更できない。かといって、2つのオブジェクトで構成したままでは、取り回しが面倒
- テキストフレームも角の形状で、ひとつの角だけ面取りできる(ので、テキストフレームに枠を付けて、ドロップシャドウ効果をつければよい)
- テキストの文言は変更される
アプローチ(1)角設定、自動サイズ調整、ドロップシャドウ、回り込み
赤い枠のテキストフレームを作成し、テキストを入力します。
そのフレームの[角オプション]ダイアログボックス([オブジェクト]メニューの[角オプション]をクリック)で[すべての設定を同一にする]をオフにして、左上のみ、“面取り”設定を行います。
このテキストフレームにドロップシャドウを適用します。
赤丸に、回り込みの設定を行います。
[テキストフレーム設定]ダイアログボックスの[自動サイズ調整]オプションで「幅のみ」を設定し、アンカーを「左」に固定します。
これで完成したのがこちらです。
文字を変更すれば、自動的に収縮するのでナイス!! と思ったのですが、このオブジェクトをコピー&ペーストすると、3回に2回、InDesignがフリーズします。
自動サイズ調整が重いのかな、とはずそうとも思ったのですが、これをはずして手動でテキストフレームの大きさを変更するのは、すごくすごく面倒です。
アプローチ(2)角設定、自動サイズ調整、ドロップシャドウ、左インデント
角の設定を行っているテキストフレームは、[フレーム内マージン]の値が一律になってしまいます。
そこで、テキストフレームではなく、中の文字列に段落スタイルを設定し、左インデントを設定し、赤い「黒丸数字」を避けるように設定しました。
こちらでは、今のところ、フリーズは起こっていません。
ダウンロード
備考
矢印の線端の形状についてですが、ワークフローを重視し、InDesignのデフォルトを使うことで同意を得ました。
追記(2013年12月29日):
やっぱりフリーズ多発して使えない... 自動サイズ調整はあきらめました。