WordファイルをInDesignに配置すると、太字や斜体などの情報が消えてしまうことへの対応方法

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2017年1月28日、更新日:2017年1月29日
 

WordファイルをInDesignに配置すると、太字や斜体、蛍光ペンなどの情報が消えてしまいます。保持するためには、面倒ですが、一手間かける必要があります。

結論からいうと、Word内で検索置換を使って、太字や斜体、蛍光ペンに対して、それぞれ文字スタイルを適用しておきます。

なお、RTFは、スタイル情報を持てないので対応していません。

手順

  1. Wordで[高度な検索と置換]ダイアログボックスを開く([検索する文字列]は空白にしておく)

  2. [検索オプション](ダイアログボックスの下部)を展開し、[書式]のポップアップメニューから[フォント]をクリックする

  3. [スタイル]の「斜体」をクリックする

  4. [置換]タブに切り替え、[置換後の文字列]内でクリックしてから、[検索オプション](ダイアログボックスの下部)を展開し、[書式]のポップアップメニューから[スタイル]をクリックする

  5. [置換後のスタイル]から「斜体」を選択する

  6. 置換する

結果

InDesignに読み込むと、[文字スタイル]として認識される。

Word内で検索置換を使って、太字や斜体、蛍光ペンに対して、それぞれ文字スタイルを適用することで、InDesignに配置したときに文字スタイルとして認識されます。

追記:

改めてやってみたところ、斜体は読み込めますが、「蛍光ペン」はNGですね… それはともかく、Word側で文字色を変えるなどしておき、InDesignの検索置換で「特定の書式を探して文字スタイルを適用する」のもありです。

まとめ

さらに追記

ものかのさんからコメントいただきました。ありがとうございます。

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