アドビに買収してCreative Cloudにバンドルして欲しい「Art View」

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2014年1月13日、更新日:2015年9月14日
 

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あー、やっぱりMacでよかったよな、と思うのは「ツーフィンガースクロール」と「Quick Look」。前者は出先しか使わないけど、Quick Lookがないときに、どうやって仕事していたか、思い出せないくらい、重要な機能だと思います。

ちなみに、Quick Lookは、2007年10月にリリースされたMac OS X 10.5(Leopard)ではじめて搭載。ドキュメントを開かなくても、スペースバー(またはcommand+Yキー)でプレビューできる機能です。その後、地道に強化されて、SpotlightやOpen/Saveダイアログボックスでもサポート。意外なところでは、Transmitでもサポートしています。

(フルスクリーンや一覧表示は、キーボードショートカットを覚えておきたいですね。)

アドビ系のドキュメントとQuick Look

ちょっと困るのがアドビ系のドキュメント。PDF互換をオフにして保存してIllustratorファイルやInDesignファイルはプレビューできません。しかし、Art View(旧「SneakPeek Pro」)を入れると、Quick Lookでプレビューが可能になるだけでなく、使用しているフォントやスウォッチ、配置ファイルなども見えるようになってしまいます。

これは、もう、アドビに買収してCreative Cloudにバンドルして欲しい!と思いきや、「Art View」のすごいところは、アドビのアプリをインストールしていなくても見えてしまうところ。つまり、ただ開いて中を確認するだけ、みたいな仕事をしているディレクターや進行管理などの方には、Creative Cloud/CSをインストールしなくてもいい、ということなので、ムリかな...

ドキュメント拡張子デフォルトArt View
IllustratorPDF互換オン.ai
PDF互換オフ
使用フォント
スウォッチ
配置ファイル
Photoshop.psd
InDesignプレビュー.indd
ページ
使用フォント
スウォッチ
配置ファイル
交換用スウォッチ.ase

App Storeで2500円で販売されています。これは安い!!

追記(2015年9月13日):

10.9/10.10でうまく動作しないことがあります。

古いバージョンのArt Viewだと動いたり動かなかったりだったんですが、面倒すぎて、私は現在、オフにしています(メインは10.9)。

Art View is compatible with Mac OS X 10.10 Yosemite. But Apple broke certain functionality on some systems with their 10.10.2 update. This problem has been fixed with their 10.10.3 update released April 9, 2015.

→ Appleのせいで10.10.2でおかしくなってしまったけど、10.10.3で直っているよ。

There’s a problem with Quick Look on Mac OS X 10.9 (Mavericks) that causes this to happen periodically. The good news is a restart fixes the problem 99% of the time. Even better, the problem often times never reappears.

→ 10.9でおかしくなることがあるけど、再起動すれば直るから。

Art Viewには体験版があるので、まずは試してみることをオススメします。

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