Illustrator、InDesign、Photoshop、CCでのフォント関連の機能強化(お気に入り、検索)
Illustrator CC、InDesign CCでは、フォント関連で次のような機能強化がされました。
- 検索機能
- お気に入り(InDesign CCのみ)
| Illustrator | Photoshop | InDesign | ||
|---|---|---|---|---|
| 合成フォント | ||||
| 最近使用したフォント | 書式→ 最近使用したフォント | 書式→フォント (メニュー内) | ||
| 検索 | 任意文字 | |||
| 頭文字 | ||||
| ハイブリッド | ||||
| フィルター | お気に入り | |||
| クラス | ||||
| 類似フォント | ||||
検索機能には「任意文字検索」と「頭文字検索」があります。

取り組みとしては、なかなかよいのですが、ちょっと「帯に短し...」な感じ。

最近使用したフォント
IllustratorはCS1から、InDesignはCS6から最近使用したフォントをリスト表示できるようになっています。
デフォルトの値は5ですが、環境設定で変更できます。

お気に入り
お気に入りは、InDesign CCのみの機能。なぜか、[書式]メニューからはアクセスできず、[文字]パネルからのみ使うことができます。

そもそもフォント選択のUIについて
[書式]メニューの[フォント]からフォントを選択するとき、複数のウエイトがある場合、さらにサブメニュー内に表示されます。

一方、[文字]パネルでは、ウエイトは表示されません。

右向きの▼をクリックすると、はじめてウエイトの一覧が表示されます。

▼を正確にクリックしないと、ウエイトは表示されません。しかし、この手のUIでは、フォント名をクリックして、ウエイト一覧が表示されることを期待してしまいます。
フォント名をクリックすると、フォントリストが閉じてしまうので、改めて...と思ってしまいますが、実は、そのフォントが(「R」のウエイトで)選択されています。
なお、[書式]メニューの[フォント]をクリックしたときのメニュー構成は、次のように異なります(合成フォントは何も設定していないときには、当然、表示されません)。

「ドキュメントのみ」はInDesign CCのみの機能です。

ご参考:
追記(2016年2月13日):
フォントまわりが強化されるのは、IllustratorとInDesign、と思っていたところ、ダークホースのPhotoshopがCC 2015の11月アップデート(16.1)でダントツに機能強化されています。

