Illustrator、InDesign、Photoshop、CCでのフォント関連の機能強化(お気に入り、検索)

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2013年9月 8日、更新日:2016年2月13日
 

Illustrator CC、InDesign CCでは、フォント関連で次のような機能強化がされました。

  • 検索機能
  • お気に入り(InDesign CCのみ)
IllustratorPhotoshopInDesign
合成フォント
最近使用したフォント書式→
最近使用したフォント
書式→フォント
(メニュー内)
検索任意文字
頭文字
ハイブリッド
フィルターお気に入り
クラス
類似フォント

検索機能には「任意文字検索」と「頭文字検索」があります。

InDesignCC-font-menu-option.png

取り組みとしては、なかなかよいのですが、ちょっと「帯に短し...」な感じ。

InDesignCC-font-menu-Helvetica.png

最近使用したフォント

IllustratorはCS1から、InDesignはCS6から最近使用したフォントをリスト表示できるようになっています。

デフォルトの値は5ですが、環境設定で変更できます。

InDesignCC-font-menu.png

お気に入り

お気に入りは、InDesign CCのみの機能。なぜか、[書式]メニューからはアクセスできず、[文字]パネルからのみ使うことができます。

InDesignCC-font-menu-favorite.png

そもそもフォント選択のUIについて

[書式]メニューの[フォント]からフォントを選択するとき、複数のウエイトがある場合、さらにサブメニュー内に表示されます。

IllustratorCC-fontmenu-1.png

一方、[文字]パネルでは、ウエイトは表示されません。

IllustratorCC-fontmenu-2.png

右向きの▼をクリックすると、はじめてウエイトの一覧が表示されます。

IllustratorCC-fontmenu-3.png

▼を正確にクリックしないと、ウエイトは表示されません。しかし、この手のUIでは、フォント名をクリックして、ウエイト一覧が表示されることを期待してしまいます。

フォント名をクリックすると、フォントリストが閉じてしまうので、改めて...と思ってしまいますが、実は、そのフォントが(「R」のウエイトで)選択されています。

なお、[書式]メニューの[フォント]をクリックしたときのメニュー構成は、次のように異なります(合成フォントは何も設定していないときには、当然、表示されません)。

fontlist.png

「ドキュメントのみ」はInDesign CCのみの機能です。

InDesignCC-font-menu-document.png

ご参考:

追記(2016年2月13日):

フォントまわりが強化されるのは、IllustratorとInDesign、と思っていたところ、ダークホースのPhotoshopがCC 2015の11月アップデート(16.1)でダントツに機能強化されています。

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