スクリプトで一変するIllustratorでのテキストの扱い

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2017年5月27日、更新日:2017年6月 2日
 

長い文章を扱うにはInDesignですが、ちょっとしたテキストの場合にはIllustratorです。

ところがIllustratorでは次のようなことができません。

  • インライン入力をオフにする(遅いので)
  • テキストを動かさずに、行揃えを変更する
  • 段落スタイル、グラフィックスタイルをキーボードショートカットで適用する
  • 複数行のテキストをバラバラにしたり、つなげたり、改行を削除して1行にする
  • バージョンダウン(アップ)や、PDFからの変換の際など、意図せず、テキストがバラけてしまったテキストを連結する
  • テキストの数字を増減する

スクリプト利用で可能になること

これらは、スクリプトを使うことで解決することができます。Illustratorでの制作スピードが一変するので、これはやらないと損レベルだと私は考えます。

ちょっと惜しい感じ

こちらはワークフローに組み込むまでにはなっていませんが、ご紹介まで。

三階ラボさんの「Change Font Face by Dialog」が、“スタイルとウエイトを「ある程度」ソートして表示”されるようにバージョンアップされました。

3flab inc. | フォント変更ダイアログ

できたらいいな

[グラフィックスタイルの更新]をキーボードショートカットで実行できたらな!と思うのです。

アクションにも登録できません。

  • アピアランスを消去
  • 段落スタイルの再定義

は、アクションに登録できます。

なるほど! Keyboard Maestroですか!!

デフォルトで可能になっていること

Illustrator CC以降、次のようなことが可能になっています。

  • [文字]パネルの[フォント]フィールドで、フォントの一部や「bold」などの文字列を入れて検索できる
  • [文字]パネルの[フォント]上でマウスポインターを動かすだけライブプレビューできる
  • 直前に使ったフォントを[最近使用したフォント]から適用する(再起動しても記憶する)
  • 文字ごとに位置、大きさ、角度などを調整したい場合には、テキストをアウトライン化、グループ解除してから、アートワークとして調整する(文字タッチツール)
  • エリア内文字の領域内にテキスト量が少ないとき、あふれているときに自動調整する
  • テキストボックス内に、サンプルテキストを挿入する
  • テキスト編集時、option+スペース(Alt+スペース)でスペースバーを利用できる

こちらにまとめていますので、ぜひ、ご覧ください。

謝辞

改めて、スクリプトの作者に感謝します。

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