パスのアウトラインとアピアランス(グループアピアランス)

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2013年3月 6日、更新日:2017年2月 2日
 

左のような線のオブジェクトがある場合(透明度を下げています)、パスのアウトライン([オブジェクト]メニューの[パス]→[パスのアウトライン])後、パスファインダーの合体を適用して、右のように塗りのオブジェクトに変更するでしょう。

ところが、線の太さや長さ、アンカーポイントの位置などを変更したい場合、塗りにしてしまうと修正するのは絶望的です。ということでアピアランスを応用することを検討してみました。

失敗例

塗りにする手順を設定すべく、グループ化を行ったあと、次のアピアランスを適用すると、うまくいきません。

  • パスのアウトライン([効果]→[パス]→[パスのアウトライン])
  • 追加([効果]→[パスファインダー]→[追加])

回避策

アウトライン([効果]→[パスファインダー]→[アウトライン])を加えると、期待通りの結果になります。ただし、アウトラインは非表示にしてもOK。

アドビのヘルプには、次のように書いてありますが、正直、なぜ、これが必要なのか、なぜ、非表示でもOKなのか、など、よくわからないです...

オブジェクトを、その構成要素である直線セグメント、すなわちエッジに分割します。オブジェクトのオーバープリント用にトラップが必要なアートワークを作成する場合に、このコマンドを使用すると便利です (トラップの作成を参照してください)。

失敗例では、オープンパスが閉じてしまうわけですが、それを回避している、ということでしょうか...

追記:グループへのアピアランス

グループ化をかけずに、パスファインダー効果などを適用すると、次のアラートがでます。

stroke-appearnce-4-s.jpg

「通常、グループ、レイヤー、またはテキストオブジェクト」は、「パス、グループ、レイヤー、またはテキストオブジェクト」の誤りかな...

「3倍早くなるためのDTP講座」の次のブログ記事では、ごれを地図に応用する例が紹介されています。

追記2:

ツイートいただきました。

パスファインダーのアウトライン、パスのアウトライン、パスファインダー/追加の順番で設定すると、左のようになります。右のように順番を入れ替えるとIllustrator CS6でもOKです。ポイントは、グループ化されたオブジェクトに対して設定することだと思います。

追記:

こちらも併せてご覧ください。

追記(2017年2月日):

アピアランスでなく、グループの抜きを使うのがシンプルですね。

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