Illustratorの最近のバージョンで保存するとファイル容量が増えるのか?について

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2013年6月 4日、更新日:2013年6月 4日
 

次のようなご質問をいただきました。

よく使われているIllustratorのバージョン

「現在、印刷業界で多く使われてるイラレのバージョンってなんでしょうか?」については、半年に一度くらいのペースで行われている吉田印刷所さんの「バージョンアンケート」が参考になるでしょう。

Illustratorの最近のバージョンで保存するとファイル容量が増えるのか?について

次の条件で試してみました。

  • Illustrator CS6(Adobe Creative Cloud版)を使用
  • 新規ドキュメントに3MBのJPEGファイルを配置
  • [PDF互換ファイルを作成]、[配置した画像を含む]などのオプションを変更

ai-save-option-s.jpg

 配置した画像を含む埋め込み
ONOFF
PDF互換
ファイルを作成
ON27.7MB12.9MB31.7MB
OFF15.9MB1.1MB15.9MB

[PDF互換ファイルを作成]、[配置した画像を含む]を両方ともオフにすると劇的に軽くなりますが、後工程(InDesignに配置)やワークフローの問題(添付すべきファイルがない、見つからない)の観点から、むやみにオフにすることは推奨できません。

なお、[PDF互換ファイルを作成]にチェックを付けずに保存すると、InDesignに配置したときに、プレビューの替わりに次のように表示されてしまいます。

InDesign-place-error.gif

InDesignに配置して出力するためには「PDF互換ファイルを作成」にチェックが必須なのです。

修正を重ねると容量が増えるのか?について

あんまり考えたことがないので、検証してみます。何か情報お持ちの方がいましたら、ぜひお知らせください!

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