ウィンドウの切り替え（アプリケーション内でのドキュメントの切り替え）

結論

USキーボードを使用

• システム環境設定［キーボード］の［キーボード］カテゴリ内の［次のウィンドウを操作対象にする］を⌘+`に変更
• Illustratorのキーボードショートカットを［メニューコマンド］-［その他］の［次のドキュメントに移動］で⌘+`に変更
• InDesignのキーボードショートカットで⌘+F1を設定する
• アドビ製品では、Mission Controlのアプリケーションウィンドウは使用しない

JISキーボードを使用

• command+F1で統一する
• Photoshopではcontrol+tabを利用する
• アドビ製品では、Mission Controlのアプリケーションウィンドウは使用しない

OS Xの設定

Mac OS Xでは［次のウィンドウを操作対象にする］に対して⌘+F1のキーボードショートカットが設定されています。

• キーボードショートカット（システム環境設定［キーボード］の［キーボード］カテゴリ内の［次のウィンドウを操作対象にする］）デフォルトは⌘+F1
  
• アプリケーションウィンドウ（システム環境設定システム環境設定［キーボード］の［Mission Control］カテゴリ内の［アプリケーションウィンドウ］）デフォルトはcontrol+↓
  

Mission Controlのアプリケーションウィンドウ（旧「アプリケーションExpose」）は、1ステップ増えますが、グラフィカルにドキュメント内容を確認するには最適です。

アドビ製品

IllustratorとInDesignでは、キーボードショートカットを設定することができます。 InDesignでは⌘+`に設定することができません。 Photoshopはcontrol+tabを使うことができますが、変更することはできません。

	キーボード	デフォルト	その他
Illustrator	［その他］の ［次のウィンドウに移動］	⌘+F6
Photoshop	なし	control+tab	変更不可
InDesign	［表示・ナビゲーション］の ［次のウィンドウ］	なし

各アプリケーションでのデフォルトでの挙動は下記の通りです。

システム 環境設定	アプリケーション	タブで統合			分離			その他
		⌘+F1	⌘+`	control+↓	⌘+F1	⌘+`	control+↓
⌘+F1	Illustrator
	Photoshop							control+tab
	InDesign
	Dreamweaver
⌘+`	Illustrator
	Photoshop							control+tab
	InDesign
	Dreamweaver

Illustrator CC

Illustratorでは、デフォルトで⌘+F6のキーボードショートカットが設定されています。

⌘+F6は片手では難しいですし、Illustratorのみ、異なるキーボードショートカットを使うのは面倒です。

システム 環境設定	Illustrator内	タブで統合			分離			その他
		⌘+F1	⌘+`	⌘+F6	⌘+F1	⌘+`	⌘+F6
⌘+F1	⌘+F6							デフォルト
	設定なし
	⌘+`
⌘+`	⌘+F6
	設定なし
	⌘+`							オススメ

まとめると、次のようになります。

• USキーボードを使用している方は、Illustratorのキーボードショートカットを⌘+`に変更
• JISキーボードを使用している方は、Illustratorのキーボードショートカットをcommand+F1に変更

InDesign CC

InDesignでは［表示、ナビゲーション］内に［次のウィンドウ］でキーボードショートカットを設定することができます。

• command+`を設定することはできません。
• command+`での統一はあきらめ、InDesignのみ、command+F1を使用します。

キーボードショートカットをcommand+F1に変更しつつ、Keyboard Maestroを使って、「command+`を押したら、command+F1を押したことにする」ように設定するとこともできます。

うまく動作しないときには［前のウィンドウ］にcommand+option+F1キーなどを設定します。

まとめ

ウィンドウを切り換えるのに、タブをクリックしてもいいのですが、アプリケーションによっては、タブが大きすぎたり、何より、キーボードショートカットを使って切り換える方がスピーディです。

こういう地味な部分ほど大切ですので、“縦割り行政”の解消を強く望みます。