移行のコスト
Mac OS X 10.5 Leopardが発売されました。
オートマチックに1クリックする人、お店に並んで買う人、とりあえず様子見する人など、いろいろなタイプの方がいますが、とりあえずはじめてみることが移行にかかるコストが少ないというのが私の考えです。
このブログのタイトルにある「常に"乗り継ぎ"を強いられる」には、ちょっとばかりの批判を含んでいますが、乗り継ぎを拒否してその地に留まるという選択肢を永久に使うのは厳しいでしょう。
先日、お会いした方に「Adobe CS3をはじめてみたんだけど、どこに情報があるのかな?」みたいな質問をいただき、ことばに詰まってしまいました。
カラーバス効果という言葉がありますが、何かを意識すると自然にそのことが表面化します。たとえば、Leopardしかり、Adobe CS3しかり、実際にインストールして自分の問題として意識すれば、自然とそれに関する情報を目にするようになります。機能を理解するというレベルだけでなく、ワークフローの生産性を大きく変えてしまうなヒントに出くわしたり、よいアイデアを思いつくインスピレーションを得ることができるかもしれません。
- リリース時には、メーカーによる無料セミナーなどが多く開かれます。これを利用しない手はありません。また、なんとなくそのムードにのって、モチベーションを高めるのは悪いことではありません。
- セミナーを受けたり、書籍を読んでも、実際に操作して(できれば仕事して)みないことには身につきません。
いつまで「スパイラル構造のアップグレード(地獄)」という旅を続けるのか、本当の問題はそこにありますが、残念ながら、そこは私のレベルでは解決できません。しなければならない旅だったら、早めに飛行機に乗りましょうよ。
もちろん、仕事ベースをすべて移行するのはリスクが高すぎますので、サブマシンやプライベートなどではじめてみるのがおすすめです。