人前でデモしたりするときにやっておくといいこと(Mac OS編)

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2012年4月 7日、更新日:2017年4月23日

いわゆる講師の方でなくても、ちょっとした操作デモを行う際に、設定しておくといいこと、練習しておくといいことをまとめてみます。

チェックリスト

  • [半透明メニューバー]をオフにしましたか?
  • マウスポインターを大きくしましたか?
  • 画面のズームの方法を習得して、たくさん練習しましたか?
  • デスクトップを整理しましたか?
  • [サウンド]システム環境設定で[音量を変更するときにフィードバックを再生]のチェックをオフにしましたか?
  • 「おやすみモード」をオンにするなどして「通知」をオフにしましたか?
  • ブラウザーの履歴などを削除しましたか?(不適切なものがありそうな場合)
  • 正しい解像度に設定しましたか?

これらは、見る方の視点から「見やすい、わかりやすい、イライラしない」という観点からチョイスしました。

[半透明メニューバー]をオフに

なぜ、Mac OSのデフォルトがこのような設定になっているのか、まったく理解できないのですが、半透明メニューバーは見にくく、汚く、いいことがひとつもありません。

システム環境設定の[アクセシビリティ]で、[透明度を下げる]オプションにチェックを付けます(デフォルトはオフ)。

少し古いMacでは、システム環境設定の[デスクトップとスクリーンセーバ]でチェックをはずしてオフにします。

マウスポインターを大きく

これは、マウスポインタそのものが操作の上で重要な情報となる、IllustratorやPhotoshopなどのデモの際にやっておきたいことです。

システム環境設定の[ユニバーサルアクセス]の[マウスとトラックパッド]の[カーソルのサイズ]を変更することで、マウスポインターを大きくすることができます。

なお、OS X Lionでは、マウスポインターがベクトル化されているようです。

画面のズーム

画面のズームには、controlキーを押しながらスクロールホイール、または、トラックパッドを2本指スクロールが一般的ですが、ズームまでの時間がかかり、かつ、いい感じの大きさにするのにもたつき、イケてません。

代わりにオススメするのは、キーボードショートカットを(変更して)使う方法です。拡大をF2、縮小をF1のように変更すれば、片手で実行できます。

なお、この際、最大拡大率/最大縮小率をカスタマイズしておくと、段階的なズームでなく、スムーズに拡大できます。[最大拡大率]は「x2」程度が適切です。

システム環境設定の[アクセシビリティ]の[ズーム機能]カテゴリで[その他のオプション]ボタンをクリックし、[高速ズームの範囲を設定]にて設定します。

こちらは少し古いmacOSでの画面。

重要箇所を知らせる

私が愛用しているのは、Mouseposéです。

ほかに、PinPoint、Highlighter、Mouse Locator、OmniDazzleなどがあります。

 金額スポット
ライト

マウス
クリック
強調

マウス
ポインタ
の位置

書き込みキー入力
可視化
flash lightbullseye scribble

visible
keystroke

Mouseposé14.99ドルNONO 
PinPoint450円NONONO 
Highlighter無料NONONONO
Mouse Locator無料NONONO
OmniDazzle無料NO
FlashLight無料NONONONO

電源とスリープ、スクリーンセーバー

プレゼンやデモの途中、急に画面が暗くなってしまったり、スクリーンセーバーが走ってしまったり、はたまたスリープしてしまったり...といった状況は避けたいものです。

「短時間のプレゼンだから」と電源なしで望む場合、普段と異なる設定になっているために意図せず、上記のような状況になってしまうことがあります。

なお、スクリーンセーバの種類も要検討です。趣味に走ったスクリーンセーバがきっかけで場が和むことがあるかもしれませんが、あまりに場にそぐわないものは...と考えるとぞっとします。

おかだよういちさんから、スリープさせないためには、Caffeineというユーティリティがいいよ、とご紹介いただきました。

その他

デスクトップは整理しておきたいですね。乱雑なデスクトップにあまりよい印象を与えかねませんし、場合によっては機密事項など、不適切なファイル名が読まれてしまうことがあります。

次のようなユーティリティで隠しておくのもよさそうです。

私の場合、Cleanというアプリを使って、定期的(または手動)でデスクトップのファイルを待避させています。

追記:

画面のズームとか、Mouseposéで重要箇所にフォーカスするなどは、簡単に見えて、相当練習しておかないと本番でスムーズにできません。

最低100回、もういいだろう、というくらいがちょうどいい感じです。

追記(2012年4月9日):

Windows版を下記に追加しました。

追記(2012年4月9日):

WindowsのZoomItのように、画面にメモを書き込むには、OmniDazzleのScribbleで可能です。

  • control+1で白いペン
  • control+2で赤いペン
  • control+3で緑のペン
  • control+4で青いペン
  • control+`でオフ

OmniDazzleは、10.9(および最新のOS)には対応していません。

Requires OS X v10.6.8+ but is not compatible with many newer Macs

Desktasticも10.9では起動しません。

現状、スクリーン上で記入できるのは、Ultimate PenDeskscribbleだけのようです。

追記(2012年4月13日):

音量を変更するときに、フィードバックと呼ばれる音量が発生してしまいます。[サウンド]システム環境設定の[サウンドエフェクト]タブで[音量を変更するときにフィードバックを再生]のチェックをオフにしておきましょう。

[警告音の音量]もゼロにしておきましょう。

追記(2012年7月15日):

Zoom Itを使うと、画面の一部にルーペを当てたように拡大表示することができます(四角形の表示も可能)。

App Storeで85円。Windowsにも同名のアプリがありますが、まったく別物です。

追記(2013年12月10日):

MouseposéとZoom Itは、合わせ技で使うこともできます(こもりまさあきさんという方が発案したもの)。

zoomit-mousepose.jpg

後日談:

MouseposéとZoom Itの合わせ技は、インパクト抜群ですが、「画面のどのあたりを拡大しているか」がわかりにくいことがあります。また、インパクトがありすぎると、内容へのフォーカスが弱まるという面も...

私自身は、Mac OS XのズームとMouseposéで落ち着きました。

追記(2014年6月9日):

最近のMac OS Xは「通知」と呼ばれる機能が充実しているため、デモ中などにメールの受信などの通知設定が表示されてしまうことがあります。

  • OS X Mavericksであれば「おやすみモード」をオンにする(通知センターの最上部に切り替えスイッチあり。スクロールしないと隠れています)
  • OS X Mavericks以下のMac OS Xの方には「Hush」というアプリがあります。

「おやすみモード」についての参考記事:

黒葛原 道さんからコメントいただきました。

おやすみモードの設定は、メニューバーの通知センターメニューをoptionキーを押しながらクリックで、オン、オフできます!

とのことです!ありがとうございます。

追記(2014年7月31日):

jittodesignさんのこちらの記事も必読です。

追記(2014年8月1日):

URLなどを大きく表示したいとき、AlfredのLargeType機能が役立ちます。Alfredを起動後、表示したい文字列を入力(ペースト)し、command+Lキーを押すと、次のように表示されます。

環境設定で「Fill the Screen」(画面いっぱいに表示)、[Auto Hide Alfred when showing Large Type]をオンにしておくとさらいいい感じです。

追記:

追記(2015年7月2日):

キー入力の表示については、次のブログ記事が詳しいです。

KeyCastrはデフォルトでは、OS X Mavericksでうまく動きませんが、無理矢理、[セキュリティとプライバシー]のシステム環境設定を開き、[アクセシビリティ]タブに切り替え、KeyCastr.appをドラッグ&ドロップすることで使える、と解説されています。

感謝。

追記(2015年7月9日):

「ShowKeys」というアプリがリリースされています。対応OSは、10.10以上。

追記(2017年3月11日):

ロジクールの新しいプレゼンター(リモコン)「Spotlight」がスゴイです。

Macに触れずに、Mouseposéが可能になります。

追記:

ドラッグしたところのみをズームしてくれるSnipposéがよさげな感じです。

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