Illustrator CCのバグフィックスについての検証（1）

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。

公開日：2013年6月19日、更新日：2014年6月27日

2012年8月にIllustrator CS6は久々の"奇数バージョン"、もとい、"鬼門バージョン"か？というエントリーを上げましたが、Illustrator CCのリリースに伴い、調査してみました。

CS6	16.2.1	CC	懸念点
			［文字］パネル内、command+クリックで値の初期化ができない
			［行送り］のアイコンをダブルクリックしても、文字サイズが同じ値にならない
			［プリント］ダイアログボックスを開いたとき、［部数］がハイライトしない（2回tabキーを押す必要がある）
			インライン入力をオフにできない（Mac版のみ）（［テキスト］環境設定の［ラテン文字以外にインライン入力を適用］）
			Illustrator CS6で文字入力中にスペースバーで［手のひらツール］に切り替えられない
			［カラー］パネルの［C］や［M］、［線］パネルの［線分］、［間隔］などの項目名をクリックしても、対応する入力ボックスがハイライトしない
			コントロールパネルのライブカラーアイコンにマウスオーバーしてもカラーにならない。また、指さしアイコンにならない（Illustrator CS5.5ツールパネルもマウスオーバーすると、ほんのりカラーが付いていました。グレースケール化は仕様のようです...）

なにげに、16.2.1で修正されているほか、CCでも手が入っています。あと、ひといき!!

追記（2013年6月21日）：

長藤寛和さんからIllustrator CS6のバグ満載のアクション機能についてツイートいただきました。

2回実行は直ったけど、表記は直ってないね「Illustrator CS6のバグ満載のアクション機能 - DTP Transit（CS6, Illustrator）」https://t.co/mMpivKUk2Z
— 長藤寛和 (@kanwa) June 20, 2013

追記です。

CS6	16.2.1	CC	懸念点
			［アクション］パネルをボタンモードにすると「command」となるところ、「Ctrl」と表示されてしまう
			アクションが2回実行されてしまう

Illustrator CC 2014にて、［文字］パネル内でのcommand+クリックで値の初期化ができるようになりました。