Mac OS X 10.6(Snow Leopard)でIllustrator、InDesignを使う際のHelvetica問題

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2010年11月 3日、更新日:2011年5月16日
 

Mac OS X 10.6(Snow Leopard)でIllustrator、InDesignを使う際のHelvetica問題について、改めて検証してみました。

Mac OS X(10.5)でInDesignを使う際のHelvetica問題 - DTP Transitとは状況が異なります。

 InDesignIllustrator

アプリケーションと同階層の「Fonts」フォルダー

Type1のみ
認識する
Type1、TrueType
両方とも認識する
ユーザー/ライブラリ/Application Support/
Adobe/Fonts
TrueTypeのみ
認識する
ライブラリ/Application Support/Adobe/Fonts

icn_HelveBol_128.png

Mac OS X 10.6(Snow Leopard)とInDesign CS5の組み合わせでは、アプリケーションと同階層の「Fonts」フォルダ(「/Application/Adobe InDesign CS5/Fonts」)にType1フォントを入れておくのがベストのようです。

  • 必要なのは「PostScript Type 1 outline font」のみ。Font Suitcaseは不要。
  • 念のため「AdobeFnt13.lst」は削除してから再起動しましょう。
  • Adobe Illustrator CS5.appと同階層には「Fonts」フォルダがないので、自分で作成します。
  • InDesign CS5には「Document fonts」がありますよね。でも、アプリケーションと同階層の「Fonts」フォルダの方が確実な感じです(検証繰り返してみたけど、今、ひとつ挙動がつかみきれない...)。

helvetica-solution1.gif

インストール時のInDesignでは、「/System/Library/Fonts」内にある「Helvetica.dfont」が認識されます。

helvetica-solution3.gif

アプリケーションと同階層の「Fonts」フォルダ(「/Application/Adobe InDesign CS5/Fonts」)にType1フォントを入れてからInDesignを再起動すると、Type1フォントのみが認識されます。

helvetica-solution2.gif

なお、Type 1:Helvetica Mediumは、TrueType:Helvetica Regularです。

Helvetica NeueやFuturaなども同様の方法で解決できます。

ご参考:

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