page2017レポート(3日目、メディアクリエイションゾーンセミナーを中心に)

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2017年2月13日、更新日:2017年2月21日

2017年2月8-10日、サンシャインシティコンベンションセンターでpage2017が開催されました。

展示会系のイベントは、かなり減ってしまいましたが、「pageだけは」と、同窓会的に地方からも参加される方が多いようです。そんなpage、今年で30回目とのことです。ちなみに、数年前から、すべて小文字で「page」になっています。

残念ながら参加できなかった方のために、(主に3日目の)レポートをお送りします。

アドビによる移行バックアップ(『CSユーザー必見! ここだけは押さえておきたいスムーズなデータ移行の準備』セッション)

メディアクリエイションゾーンセミナーにて、岩本 崇さんの『CSユーザー必見! ここだけは押さえておきたいスムーズなデータ移行の準備』に参加しました。

サイトやPDFでの情報提供

サイトでの情報の見つけにくさには定評があるアドビですが、このような展示会でパンフレット的なものを配布することはなくなりましたが、サイトやPDFなどで価値ある資料を公開しています。

ご参考までに、こちらは大塚商会が提供している資料。要会員登録ですが有益です。

Illustratorの互換性問題

ここだけは気を付けて!と次のように紹介されていました。

  • 「両端揃え」時のソフト改行(Shift+Enter)(CC以前のバージョンでは両端揃えになりません)
  • 異体字セレクタ(IVS)に対応(異体字セレクタの場合、以前のバージョンでは代表字で表示されます)
  • パス上テキストの間隔「自動」設定の追加(間隔=「0」にすることで下位互換も保持されます)

Illustratorは、CC以降、同じドキュメントバージョン(v.17)を利用していますが、CCとCC 2014以降では互換性の部分で注意が必要です。

『もう逃げられない!安全なPDF/X-4 & APPE運用のススメ』セッション(松久 剛さん)

「文字にツノが出る問題」は、ウィンドウの表示拡大率によっても見え方が違う、など、改めて発見がありました。

株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズのサイトにて、EQUIOS / Trueflow 出力の手引きは、ダウンロード可能です。

Adobe Creative Stationにも記事が上がっていました。

「たづがね角ゴシック」開発秘話(Monotype)

Monotypeのブースで小林 章さんが「たづがね角ゴシック」について話されるというので参加してきました。

  • Frutigerは、元々5ウエイト
  • 「55」が太いため、本文用の「Book」などを補充し、10ウエイトのNeue Frutigerを開発した
  • 「たづがね角ゴシック」は、Neue Frutigerに合う日本語書体というコンセプトのもと「3人で3年」で開発
  • 2017年1月にリリース。3月9日までリリース記念SALEで半額

サイン用の書体として定評があるFrutigerの理由として、屋外など、条件が悪いケース、正面以外でも見られるようなことを想定しているというのが印象に残りました。

ガチャガチャで消しゴムをいただきました。

忘れ物

[文字]パネルで「mt」と入力したとき、InDesignでは出てくるのに、Illustratorで出てこない問題について聞くの忘れた…

『写真の「トリミング」を決めるコツ』(伊達 千代さん)

伊達 千代さんといえば、ロングセラーの『配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブック』から、カラーまわりの人、というイメージがありますが、『デザインのルール、レイアウトのセオリー』など、カバーされている範囲が多い方です。

今回のテーマは、写真の「トリミング」。冒頭のトリミングを変えると、このようにイメージが変わりますよね、というサンプルが圧巻でした。

女性+風景、女性のみ、上半身のみ、顔のアップ、さらにアップ…と同じ写真でも、このようにイメージが変わるという例を解説されたのですが、何より語彙が豊富というか、説明がうまい!

デザイナーは制作物だけでなく、説明力、プレゼン力も本当に大事だな、と実感しました。

Photoshopの切り抜きは実は奥深く、切り口としてユニークです。しかし、このために人が動くかといういうかというと難しいところ。そういう意味では、メディアクリエイションゾーンセミナーのようなセミナー群だから可能だな、と思ったり。

『イラスト制作のためのIllustrator ベクターでもっと自由に描いてみよう』(hamkoさん)

クリエイティブゾーンセミナーのオオトリ、hamkoさんの『イラスト制作のためのIllustrator ベクターでもっと自由に描いてみよう』のセッションが、むちゃくちゃよかったです。

ここ数年で聞いたDTP系のセミナーの中でピカイチ。すごく練られていて、丁寧。はじめたばかりの人も、ヘビーユーザーも、同時に楽しめるセッションでした。

私自身、イラストを描くことはありませんが、すぐにでも試してみたくなるアイデアがたくさん。とても楽しく、そして、有意義な内容。

後日、スライドを公開されるかも、とのことでしたので乞うご期待(もちろん、デモ部分を見たいところですが)。

フォローアップが公開されました!

「モリサワ」ブース

壁一面に108名の組見本が展示されていました。

「お名前入り携帯ストラップ」を受け取る間、見ていたのですが、「あ、そっか、この書体は、こういう風に使えるな」と組見本の意義を再認識。

結構な枚数をいただいて帰ってきました。

『Illustrator CS/CC差分徹底検証』

2月8日には、鷹野 雅弘(スイッチ)も出演しました。

その他

『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版[CS5/CS6/CC/CC 2014対応])

2014年10月に発売。新しいバージョンを使いながらも、古いやり方のまま作業されている中級以上のユーザー向けの書籍。ツールやコマンドなどの基本的な使い方の解説はありません。

2015年3月、8月、2016年7月、11月、2017年9月に増刷(現在「6刷」)。前書(2011年版)と合算すると38,000部のロングセラーとなっています。

改訂版に関する情報

2011年に発売した書籍の改訂版です。

  • 対応バージョンは、CS5/CS5.1/CS6/CC/CC 2014
  • 178ページから78ページ増量の256ページ
  • 改訂版にありがちな「焼き直し」は69ページのみ
  • 金額は180円(だけ)アップの2,380円(税別)

書籍リリース後の追加情報は、サポートページにて公開しています。

最新版への対応

Illustrator CC 2018(2017年10月リリース)への対応版準備中です。全ページ書き換えますので、2017年版を待たずに、2014年版を(も)ご購入ください。

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全都道府県縦断セミナーツアー

2014年10月に技術評論社から発売された『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版)のプロモーションのために、全国47都道県にて実施。

47都道府県すべての県での開催が終了しました。ご参加ありがとうございました!

Adobe Creative Stationで「ベテランほど知らずに損してるPhotoshopの新常識」と題して連載しています。

『10倍ラクするPhotoshop仕事術』

発売準備中。

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『Webデザインの現場ですぐに役立つ Photoshop仕事術』

2015年3月『10倍ラクするIllustrator仕事術』の兄弟本としてソシムから発売。

  • 1章 制作をはじめる前に(鷹野 雅弘)
  • 2章 Photoshop CC以降でのカンプ作成のベストプラクティス(黒葛原 道)
  • 3章 モバイルにも通用するデザインカンプ制作のイロハ(牧下 浩之)
  • 4章 効率化のためのTips(三浦 将)
  • 5章 見落としがちな基本機能(鷹野 雅弘)

書名の通り、Web向けの内容です。

2005年11月にスタートしたDTP Transitは満12歳になりました。

Twitter

本サイトの記事以外に、小ネタなどをツイートしています。また、マンスリーでまとめています。

『10倍ラクするIllustrator仕事術』改訂版

『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版)は、2011年発売の『10倍ラクするIllustrator仕事術』の改訂版。

2014年に技術評論社から発売、現在6刷。2011年版と合わせて38,000部のロングセラーとなっています。

詳しくはサポートサイトにて。

画像:『10倍ラクするIllustrator仕事術』改訂版

Illustrator CC 2018(2017年10月リリース)への対応版準備中です。全ページ書き換えますので、2017年版を待たずに、2014年版を(も)ご購入ください。

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セミナー開催情報

セミナー開催情報をこちらにまとめています。

DTP Transitと無関係のものも掲載しています。お問い合わせは、それぞれのイベントの主催者までお願いします。

5つの「く」

画像:『10倍ラクするIllustrator仕事術』改訂版

DTP Transitのコアとなっている制作へ考え方「ムラなく、モレなく、直しに強く、手数を少なく、美しく」を5つの「く」としてまとめてみました。

オススメ外部リンク

Adobe Creative Stationで「知ってるようで、知らずに損してるAcrobatとPDFのアレコレ」と題して連載しています。

Adobe Creative Stationで「ベテランほど知らずに損してるIllustratorの新常識」と題して連載しました。

Adobe Creative Stationで「ベテランほど知らずに損してるPhotoshopの新常識」と題して連載しました。

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