Illustrator CCのCSS書き出しのバグ
Illustrator CCでは、CSS書き出しをサポートしています。
Web制作を行っている方にとっては、なかなか気の利いた機能ですが、アドビのプロモーションで行っているようなデモは『夢物語』です。
必要な下準備
Illustrator CCで選択したオブジェクトのCSSコードを抽出するには、次のいずれかを行う必要があります。
- [レイヤー]パネルで、オブジェクトに(半角英数字で)名前を付ける
- [CSS書き出しオプション]ダイアログボックスで「名称未設定オブジェクト用にCSSを作成]にチェックを付ける
さっそくバグ情報
角丸長方形ツールを使って描画すると、「border-radius」(角丸を意味するCSSのプロパティ)を書き出してくれます。
しかし、長方形ツールを使って描画し、[角を丸くする]効果を適用すると、「border-radius」を書き出してくれません。
このような仕様は、すぐに修正されると美しいです。
追記(2013年11月13日):
アピアランスを分割すると、CSS書き出しは不可能になります。角丸長方形ツールを利用してください。
追記(2014年3月8日):
ライブコーナーを使って、長方形の角を丸める場合、「border-radius」は「0」となってしまいます。
ここまでは仕方ないとしても、個別に角丸を設定すると、現状では、ムチャクチャな結果になってしまうようです。
Adobe Creative Stationで「ベテランほど知らずに損してるIllustratorの新常識」と題して連載しています。
2014年10月に発売。新しいバージョンを使いながらも、古いやり方のまま作業されている中級以上のユーザー向けの書籍。ツールやコマンドなどの基本的な使い方の解説はありません。
2015年3月、8月、2016年7月、11月、2017年9月に増刷(現在「6刷」)。前書(2011年版)と合算すると38,000部のロングセラーとなっています。
改訂版に関する情報
2011年に発売した書籍の改訂版です。
- 対応バージョンは、CS5/CS5.1/CS6/CC/CC 2014
- 178ページから78ページ増量の256ページ
- 改訂版にありがちな「焼き直し」は69ページのみ
- 金額は180円(だけ)アップの2,380円(税別)
書籍リリース後の追加情報は、サポートページにて公開しています。
最新版への対応
Illustrator CC 2019(2018年10月リリース)への対応版準備中です。全ページ書き換えますので、2017年版を待たずに、2014年版を(も)ご購入ください。
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全都道府県縦断セミナーツアー
2014年10月に技術評論社から発売された『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版)のプロモーションのために、全国47都道県にて実施。
47都道府県すべての県での開催が終了しました。ご参加ありがとうございました!