なんと下位互換性があるIllustrator CCの文字タッチツール
Illustrator CCのウリのひとつ「文字タッチツール」は、アウトライン化を行わなくてもひとつひとつの文字の大きさ、回転、長体/平体、カーニングなどを調整できるという、ありそうでなかったツールです。
細かい機能紹介はこちらに譲るとして、ちょっとビックリしたのが下位互換性です。
Illustrator CCの[文字タッチツール]を使って作業したドキュメントをIllustrator CS6形式で保存し、Illustrator CS6で開くと、文字はアウトライン化されることなく、また、バラバラにもなりません。
[文字タッチツール]での編集は、それぞれ、[文字]パネル内の各パラメーターに対応しているためです。
Illustrator CS5形式で保存し、Illustrator CS5で開いても同様です。
なかなかやるな!と感心しました。
追記(2014年1月15日):
バウンディングボックスでの変形になれていると、ちょっと戸惑いますね...
- テキストの大きさを変更するには、右上の[水平比率+垂直比率]のハンドルを利用すると、[フォントサイズ]はそのままで、[垂直比率]と[水平比率]が変更されます。
- command+shift+>などのキーボードショートカットを使うと、実際のテキストのサイズが変更されます。
Adobe Creative Stationで「ベテランほど知らずに損してるIllustratorの新常識」と題して連載しています。
2014年10月に発売。新しいバージョンを使いながらも、古いやり方のまま作業されている中級以上のユーザー向けの書籍。ツールやコマンドなどの基本的な使い方の解説はありません。
2015年3月、8月、2016年7月、11月、2017年9月に増刷(現在「6刷」)。前書(2011年版)と合算すると38,000部のロングセラーとなっています。
改訂版に関する情報
2011年に発売した書籍の改訂版です。
- 対応バージョンは、CS5/CS5.1/CS6/CC/CC 2014
- 178ページから78ページ増量の256ページ
- 改訂版にありがちな「焼き直し」は69ページのみ
- 金額は180円(だけ)アップの2,380円(税別)
書籍リリース後の追加情報は、サポートページにて公開しています。
最新版への対応
Illustrator CC 2019(2018年10月リリース)への対応版準備中です。全ページ書き換えますので、2017年版を待たずに、2014年版を(も)ご購入ください。
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全都道府県縦断セミナーツアー
2014年10月に技術評論社から発売された『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版)のプロモーションのために、全国47都道県にて実施。
47都道府県すべての県での開催が終了しました。ご参加ありがとうございました!