Photoshop CS5でスポイトツールを使っているときに出てくるアレ(サンプルリング)

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2011年3月18日、更新日:2011年3月18日
 

Photoshop CS5でスポイトツールを選択し、ドキュメント上でクリックすると、サンプルリングと呼ばれる新しいUIが出てきます。

PhotoshopCS5-sample-ring.jpg

このUIでは、グレーの内側に表示される帯が上下に2分割されていて、上が現在、クリックしている箇所のカラー、下がその前にクリックしたところのカラーを表示します。

上のカラーは、当然、ツールボックスの描画色とリンクしていますが、カラーは面積や隣接するカラーによって見え方が変わりますので、サンプルリングを使うことによってよりカラーを選択しやすくなります。

PhotoshopCS5-sample-ring1.jpg

optionキーを押しながらクリックすると、上のカラーは背景色とリンクします。

PhotoshopCS5-sample-ring2.jpg

なお、サンプルリングを使うには、[パフォーマンス]環境設定で[OpenGL描画を有効にする]がオンになっている必要があります。

PhotoshopCS5-sample-ring4-s2.jpg

また、スポイトツールを選択しているときのオプションバーに表示される、[サンプルリングを表示]というチェックボックスでON/OFFを切り替えることができます。

PhotoshopCS5-sample-ring3.jpg

画面上でcommand+option+control+クリックすると、[HUDカラーピッカー]と呼ばれるUIが表示されます。

PhotoshopCS5-HUD.jpg

このUI形状は、環境設定で変更することが可能です。

PhotoshopCS5-HUD2-s2.jpg

なお、HUDは、Head-Up Displayの略で「ハッド」と発音します。

追記(2011年3月18日):

command+control+クリックによるレイヤー選択は、従来通り使用できます。

PhotoshopCS5-sample-ring8.jpg

まとめ

キー結果
クリックサンプルリング(描画色)
option+クリックサンプルリング(背景色)
control+クリックコンテキストメニュー
command+control+クリックレイヤー選択
command+option+control+クリックHUDカラーピッカー

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