顔のぼかしやモザイクをスピーディに。そして修正しやすく

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2017年9月25日、更新日:2017年9月25日
 

協力:CSS Nite in AOMORI 実行委員会

肖像権やプライバシーへの配慮のため、SNSなどで利用する写真で、顔にぼかしやモザイクを入れる必要があるケースがあります。

該当箇所のみを異なるレイヤーに複製する方法でもよいのですが、いかんせん時間がかかるだけでなく、修正しやすさを考えると絶望的です。

スマートフィルターと、スマートフィルターのマスクを利用することでスピーディに、そして修正しやすいフローが可能です。

手順

  1. 対象となるレイヤーをスマートオブジェクトに変換する

  2. [モザイク]フィルターを適用する。フィルターのかかり具合は後から調整可能なので、仕上がりは、こだわらなくてよい。

    なお、スマートオブジェクトに対してフィルターを適用するため、「スマートフィルター」として扱われる。

  3. [レイヤー]パネルの[スマートフィルター]のサムネールをクリックし、command+Iで反転する(または、[イメージ]メニューの[色調補正]→[階調の反転]をクリック)。

  4. [スマートフィルター]のサムネールが白から黒に変わる。[モザイク]フィルターの適用がすべてオフになった。

  5. [ブラシツール]を選択し、ぼかしたいところを白いブラシでドラッグする

  6. ブラシプレビューを利用して、ブラシの大きさや硬さ(ボケ足)を調整しながら行う。やり直すには、Xキーを押して、ブラシのカラーを反転(白から黒)にしてドラッグすれば適用されない状態に戻る。

仕上げのコツ

  • モザイクの適用度合いは、[レイヤー]パネルの[フィルター]をダブルクリックすれば、いつでも可能
  • すでにスマートフィルターなどを適用している場合には、そのレイヤーを、改めてスマートオブジェクト化すればよい(スマートオブジェクトの重ねがけ)

@akatsuki_obanaさんからコメントいただきました。ありがとうございます!

ご参考

動画編集用のAdobe Premiere Proには、ぼかしをかけた顔(人)が動いても、それに追従する機能があります。

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