IllustratorドキュメントをPDF化する流れで、よくやってしまう失敗…

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2014年6月15日、更新日:2017年1月 3日
 

懺悔というわけではないのですが、「あ〜、また、やってしまった!!」と、何度かやってしまう失敗を共有しておきます。

  1. Illustratorで作業している(abc.ai)
  2. 一応完成したので、別名保存でPDF保存して、それを送付(abc.pdf)
  3. ここで一度、ドキュメントを閉じればいいんだけど、ついつい忘れて、そのまま、ちょっとした修正を続ける
  4. 翌日、abc.aiを開いて愕然!あとからの修正が反映されていない...

ng-workflow.png

「abc.pdf」をIllustratorで開ければ、OKのことが多いのですが、[Illustratorの編集機能を保持]オプションをはずしてしまっていた場合には悪夢です…

aicc2pdf-option.jpg

私から私への申し送り事項:

IllustratorでPDF保存したら、いったん、そのドキュメントを閉じること

追記:

スクリプトを使って書き出す方が安全ですね。

追記(2):

今関さんからコメントいただきました。なるほど、そこで「複製を保存」を使うんですね!

追記(2014年6月17日):

ものかのさんからコメントいただきました。ありがとうございます。

「イラレを別名保存でPDF」って、ソフトウェアの設計としておかしいと思うよ!

以前、Illustratorからの書き出しについてまとめました。

次の3つが存在していて、整理されていないと感じます。

  • Web用に保存(Webおよびデバイス用に保存)
  • 書き出し
  • 別名で保存

たとえば、SVGの書き出しはIllustrator CS5までは[Webおよびデバイス用に保存]内にあったが、Illustrator CS6では[別名で保存]のみになっているなど、“迷い”も生じています。

  • 別名で保存:AI形式のみ(バージョンダウンを含む)
  • 書き出し:AI形式以外の形式すべて

のように整理するのが望ましいようと考えます。

PDFプリセットの選択

どのPDFプリセットの選択をするかについては、こちらをご参照ください。

追記(2015年4月13日):

三階ラボさんのスクリプト「Export Artboards by Dialog」が、SVGとPDFの書き出しに対応しました。

[複製を保存]は忘れてしまいがちなので、このスクリプトを使うのがよさそうです。

追記(2016年11月1日):

FORCEにて配布されているAppleScriptのアプレットが最適かもしれません。

次の手順でPDF変換を行います。

  1. Illustratorファイルをアプレットにドラッグ&ドロップ
  2. ダイアログボックスが開くのでPDF書き出しプリセットを選択

  • PDFファイルは、Illustratorドキュメントと同じ場所に作成されます。
  • 追加されている「PDFプリセット」も、リストに表示されます。

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