TextScrubで行うテキストのクリーニング(原稿整理)

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2016年10月26日、更新日:2017年4月28日
 

「改行を消す」「全角を半角に統一する」などの原稿整理には、主にJedit Xを用いています。

TextScrub

Jedit Xと並んでよく使っているのがTextScrubです。有償(360円)のユーティリティでMac App Storeから入手。

  • プレーンテキストとしてペースト
  • スペースや空行などのクリーニング
  • スペル修正

プレーンテキストとしてペースト

まず、基本機能としてプレーンテキストにする機能があるので、IllustratorでIllustratorでテキストを扱う際に重宝します。

スペースや空行などのクリーニング

加えて、次のようなオプションが用意されていますので、Webサイトのコンテンツを原稿として流用する場合に役立ちます。

  • Normalize whitespaces:複数のスペースをひとつに
  • Remove empty lines:空行を削除
  • Remove bullet points:箇条書きの「・」を削除

ul/liをテキストでペーストするとスペースが4つ入りますが、それも消せます。

スペル修正

また、Sou-Lablogで紹介されているように、単語のスペル修正などの表記統一に使うこともできます。

(画像もSou-Lablogからお借りしました)

じっくりとリストを構築すれば、かなり便利ですが、このリストを書き出したり、バックアップする機能はないので、Jedit Xの「複数一括置換」にお世話になるのがよさそうです。

最近の使い方

メールにてやりとりする際、時間や電話番号、住所などに全角を使う方がいますが、たとえば、

12月9日(金)13:30~15:00

12月9日(金)13:30-15:00

とする変換にTextScrubを用いています。そのほか、次のような設定を行っています。

  • 全角数字を半角数字に(1つずつ設定)
  • :(全角)を:(半角)に
  • 全角の〜を-に(欧文フォントを使いたいので)
  • 全角の-を-に

正規表現

[Enable Regexp matching]をオンにすることで正規表現が使えます。

  • 「From:\t、To:」と設定することで、Excelからのペーストの際に、タブコードを消すことができます。
  • 「From:\n、To:」と設定すれば、改行が削除されます。Acrobatからテキストを持ってくるなどの際に重宝します。こちらは使うときだけオンにしています。

Keyboard Maestroとの組み合わせ

TextScrubを実行してからペーストだと2ステップになるため、これを1キーストロークで行えるように、Keyboard Maestroにてマクロを組んでいます。

YouTube

DTP TransitのYouTubeチャンネルです。1分前後のクイックTipsを投稿しています。

チャンネル登録

Twitter

本サイトの記事以外に、小ネタやタイムリーな話題などをツイートしています。

マンスリーでまとめています。

このページの上部に戻る